神戸市垂水区吉祥山多聞寺の観華會は5月の第二日曜日に行われます。コロナは5月8日で終わりましたが安全第一でしょう
か。1月5日の修正會追儺式(鬼追い)も中止でした。屋外ですが餅撒きの超過密がになります
期間が開いてしまいましたので平成29年の観華會です。
お茶席もあります。志納料500円です。
たくさんのお坊様が本堂に入って行かれます。内陣の中では聲明懺法呂曲(天台聲明のコンサート)が詠わます。半日はかかる
長いお経ですがご住職の本物にこだわる強い意志で省略ではなく分割で、この年は3年目か4年目でした。三千院では省略型で完
全な型で行われているのは日本でここだけだだそうです。
ご法話の後は落語会です。すべて無料です。帰りにはお下がりの落雁を頂きました。
観華會は中止ですが自由に参拝できます。
多聞寺は平安時代、清和天皇の勅願により慈覚大師の創建になる古刹で、鎌倉時代に隆栄を極めました。羽柴秀吉の三木城攻め
で戦火を被り多聞寺と西方院を残してほぼ焼失します。仁王門は南へ約500m、大門バス停付近にありましたが興廃により昭和
10年、現在地の移転復興されました。残念ながら仁王様は旗に隠れて見えません。
今年の5月第二日曜日は14日になります。写真は3日です。つつじは満開ですがカキツバタには早かったようです。
多聞寺のカキツバタは神戸の花50選に選ばれています。
池一面のカキツバタのイメージでしたが、一部に造形的に美しく水面が作られています。早速、アオサギが降りていました。
満開前の爽やかな美しさがあります。
中島の弁財天です。
仁王門の角大師様と魔滅大師様です。来年こそは無事に観華會が開催できますようにお願いします。
多聞寺の地は多聞村と呼ばれるようになります。明治22年からは垂水村の大字名となり神戸市に合併後は多聞町と呼ばれま
す。多聞台、新多聞、舞多聞は多聞寺に由来しています
多聞台団地
桜とつつじが美しい多聞台団地です。多聞寺と同じ町内です。
たくさんの団地がありますのでこんなめぐりあわせが悪いこともあります。花に嵐ではなくて花を剪定でした。
タイトルの謎解き 多聞小唄
1 聞いておかえり 多聞の寺は 2 七堂伽藍の 栄し土地に
義経さまも 参られた そびえ建つのは 新多聞
水と緑の 花咲く町は 楽しいお店と 緑の街は
大橋望む 多聞台 私の街です 舞(My)多聞
楽譜は「団地小説短編集」にあります。小説多聞小唄もお読みください。
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