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【H14年度】事例Ⅲ 採点基準

2020-10-11 09:34:01 | H14年度

テーマ

業績低迷を打破するためのセールスポイントの見直し、生産面での改善計画 

第1問(20点)環境経営分析(外部環境、内部環境)、企業戦略(セールスポイント)

   環境分析、及び、そこから導かれるセールスポイント

   <採点基準>

   強み:4点、①立地の良さ(2点)、②高品質な製本技術(2点)

   弱み:4点、①従業員の高齢化(2点)、②労働分配率の高さ(2点)

   機会:4点、①短納期要請(2点)、②小ロット(2点)

   脅威:4点、①製本需要の低迷(2点)、②価格競争(2点)

   セールスポイント:MAX4点、①高品質な上製品(2点)、②小ロット受注(2点)、③短納期(2点)

第2問(60点)(設問1)(20点)オペレーション(生産計画)

        最も重要だと考える提案

        <採点基準>

        ・重要な提案:毎週木曜日に翌週の計画を立てるのをやめて(4点)

               毎日、生産実績と計画を対比させて計画を見直すように変更する。(4点)

               前工程から後工程までトータルで生産計画・管理(4点)

        ・現状:飛び込み受注や設備不調によるラインの停止、重要な得意先からの飛び込み注文の優先で

            生産計画通りに進まない。(4点)

            前工程から本工程に投入するまで時間的に余裕がある。(4点)

            工程の混乱が起きている(2点)

            納期遅れが生じている(2点)

       (設問2)(20点)オペレーション(生産の実施)

        (a)(4点)改善強化すべき工程

          <採点基準>

           本工程(4点)

        (b)(16点)その工程を選んだ根拠

          <採点基準>

           段取り替えによる時間や生産スピードにばらつきがあるから(4点)

           設備不調によるラインの停止が起こらないようにすべきだから(4点)

           飛び込み注文を残業対応してコストがアップしているから(4点)

           重要顧客を優先するので工程が混乱して納期に影響が出ているから(4点)

       (設問3)(20点)オペレーション(生産統制)

         作業管理上の改善案(具体的な改善手順とともに)

                               問題点:①本工程の段取り作業が1回につき45分間かかっていて、1日の生産量を大きく減らしている。 (4点)

            ②各ロットの使用によって段取り替えに要する時間や生産スピードにばらつきがある。(4点)

         改善手順案:①内段取りの外段取り化を可能な限り実施する(4点)

               ②外段取りは作業手順の明確化し時間短縮を図る。(4点)

               ③内段取りは10分未満の実施を目標に作業手順や人員配置を見直す。(4点)

               ④ばらつきをなくすために、各ロット仕様に合わせた標準マニュアルを作成する(4点)

               ⑤作業員全員に教育を行うことで作業スピードを高める(4点)

         今後:生産量を増やすことで短納期対応ができる段取り体制を作る(4点)

 

第3問(20点)オペレーション(情報システム)

       顧客へのサービス向上、利便性提供の観点から考えられる支援システム

       <採点基準>

       支援システムの概要:生産情報をリアルタイムで営業担当者が利用できる情報システムの開発。(5点)

       具体的に:営業担当者にパソコンを携帯させて顧客先へ持っていく(5点)

            営業担当者は客先でパソコンにより生産に関する情報をリアルタイムで受け取る(5点)

            その場で納品予定日を顧客に伝えて満足度を高める(5点)



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