忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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【祝15周年】「リズム天国」の復活を今でも心待ちにしています

2021年08月03日 | sinobintage


▼【祝15周年】「リズム天国」の復活を今でも心待ちにしています


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初代GBA版が発売される約2ヶ月前の2006年6月初旬。
一足早く触らせていただいた際に一目惚れならぬ一プレイ惚れしたのが「リズム天国」だった。
帰宅して早速プッシュ記事を書き、私設応援団を立ち上げて(当時協力してくださった方に感謝)
やれいけそれいけと応援していると、すでにDSに主役の座を奪われたGBA市場で
累計30万本以上を販売するスマッシュヒットを記録した。
そんな「リズム天国」が発売されたのが、2006年8月3日。
今からちょうど15年前である。
15年前に発売されたソフトの紹介記事が過去ログを掘れば出てくることに
18年目に突入した当BLOGの時間経過を感じる。

今日はシリーズ生誕15周年を記念して「リズム天国」シリーズの紹介記事をさらっと振り返ってみたい。
全文転載は面白みがないので、一部修正を加えている。


【関連記事】今年は「リズム天国」の応援団長に立候補するとにした(2006年6月4日)
【関連記事】「リズム天国」応援団員大募集

飾り気のないタイトルとGBA用ソフトということでノーチェックの方も多いかと思うが、
「リズム天国」の別名は「きざむ メイド・イン・ワリオ」である。
たった今、勝手に私が名付けた。

本作は、説明不要のシンプルさと思わず笑みのこぼれるミニゲームで
大人気シリーズとなっている「メイド・イン・ワリオ」シリーズのスタッフが手掛ける新作。
システム面では「メイド・イン・ワリオ」シリーズの流れを汲みつつ、
ワリオのような良くも悪くもゴテゴテしたキャラクターがいなくなったおかげで
「面白い…けどちょっと暑苦しい」から「暑苦しい」だけが排除され、
さらに「可愛い」が追加されたことでターゲットが格段に広がっている。

収録されているミニゲームは「リズムを刻む」ことを目的としたものばかり。
この点が、メロディに合わせてボタンを押す、「音符を追う」ことを目的としている
一般の音ゲーとは一線を画しているところだ。
「リズム天国」で言うところの「難易度が上がる」とは、
「複雑かつ高速でのボタン押し」ではなく「より正確にリズム刻むこと」を意味する。

最初に行なう「リズム感チェック」は「7、6、5、4、3、2、1、ハイッ」の
「ハイッ」の時にボタンを押すなどのシンプルなものが3種類ほど用意されている。
診断が進むにつれて脳内カウントの正確さを求められるなど
もう掴みの段階からメロメロである。
さらに本編開始後、メロメロはさらにヒートアップ。
「パチパチ三人衆」の可愛さにバックバク、
たまねぎ親父の顎髭を毛抜きで抜いていく「リズム脱毛」にゲラゲラと、
新たなミニゲームをプレイするごとに顔中の筋肉が緩んでいき、
このロムを抜き取って今すぐ帰りたい衝動に駆られてしまった。
細かな部分に凝りまくったグラフィックや操作性も完璧で、価格も安めの3800円。
間違いなく「買い」の1本だ。

本作は「人を選ぶ」要素がほとんど見当たらないため、
プロモーション次第では大化けする可能性も充分秘めている。
確実に縮小しているGBA市場だが、
せめて「MOTHER3」と同等以上は売れて欲しいタイトルだ。
目指せ10万本、あわよくば20万本、夢はでっかく30万本。
もちろん、無理は承知だ。

【2021年8月3日追記】
なんと累計販売本数は30万本を超えた。
でっかい夢を叶えたことが、我が事のように嬉しかった。


【関連記事】今度はDSでノリノリ。DS「リズム天国ゴールド」(2008年5月31日)

リズムに合わせてボタンを押すだけという簡単操作で、
マニアック化の一途をたどっていた「音ゲー」というジャンルの間口を押し広げた、
GBA史上に燦然と輝く名作の「リズム天国」の続編。

プロデュースは前作に引き続きつんく♂。
ボリュームはほぼ前作並み、生歌を使用した楽曲ももちろん収録している。
前作のボタン操作から、タッチペンを使った「はじく」という動作に変わった以外は
前作のテイストをほぼそのまま引き継いでおり、違和感は全くない。
愛らしいキャラクターもノリの良いBGMもそのまま。
満足度100%、と言いたいところなのだが、気になる点もひとつだけあった。

それは、ゲームのベースが「押す」から「はじく」へと変化したことにより、
全体的にほんの少しだけ回りくどくなったように感じたこと。
(全てのミニゲームが「はじく」のみではない)
「押す」という動作を数字で表すと「1」であるのに対し、
「はじく」という動作は、正確には「引いて、はじく」という「2」の動作を必要とする。
ボタンを押した瞬間に「○」か「×」かの判定が下された前作ほど、
「リズムを刻む」という原始的な楽しさがダイレクトに伝わって来ないのだ。
前作はタッチ操作のスマホにも容易に移植出来そうだが
DS縦持ち+タッチペンで操作する本作はおそらく無理で
この操作性の変化が「多少回りくどくなったな」と感じた要因かも知れない。
ただ、「はじく」という動作によってミニゲームのバリエーションが
広がっていることも事実で、どちらを取るかはなかなか難しい。
「Touch!Generations」シリーズの仲間入りも果たし、
価格も税込み3800円とGBA版から据え置き。

【2021年8月3日追記】
DSのブームとGBA版の口コミが強力な後押しとなり、なんと190万本を販売。
本作の大ヒットにより名実ともに任天堂の人気シリーズの仲間入りを果たした。

【関連記事】CD「リズム天国&リズム天国ゴールド 全曲集」発売決定
【関連記事】GBA最期の大傑作「リズム天国」が12月12日に再販決定(2008年11月20日)


【関連記事】原点回帰に大歓喜。Wii「みんなのリズム天国」(2011年6月11日)

「日本人のリズム感を向上させたい」
つんく♂の壮大な計画に乗っかった任天堂が、GBA末期に発売した「リズム天国」。
GBA版が32万本、続編の「ゴールド」は前作の約6倍にあたる累計190万本を販売した。
2006年、2008年と来たなら次は2010年だろうと踏んでいたのだが
結局2010年には発売されず、2011年にシリーズ初の据え置き機(Wii)でリリースされることとなった。

今作の特徴は、ズバリ「原点回帰」。
Wii版が発表された時、勝手に「サンバDEアミーゴ」のような
プレイスタイル(リモコンを持って振る)を想像していたのだが
バランスボードなどの周辺機器にも対応せず、操作はABボタンの2つだけという
まさかの「ドシンプル」に戻してきた。

私が「リズム天国ゴールド」を初代ほどハマれなかった最大の要因は
ゲーム性の変化もさることながら「片手にGBミクロ、ヘッドホンを付けて
画面も見ずに音楽だけで聴いてプレイ」というような
自由なスタイルでのプレイが出来なくなってしまったことが大きかった。

その点、今回はGBA版と同じボタンのみ。
DS版のように両手をがっちり塞がれることもなく、
片手にリモコンさえ持っていれば、あとは座ろうが寝ようが踊ろうがプレーヤーの自由。
これがすこぶる快適。
前2作を小さな画面を取り囲むようにして遊んでいた子供達も、
今回はテレビに映るプレイを見ていればそれだけで楽しめる。
携帯用機にぴったりだと思っていた「リズム天国」だが
据え置きになったことのメリットは思った以上に多い。

据え置きの利点を生かして、9種類ほどはふたり同時プレイが可能。
それぞれのスコアとは別にふたりの相性度が加算されて、最終的な判定となる。
唯一の残念な点は、5800円という価格設定。
2作連続で3800円という安価で発売してきたシリーズなので、
3800円は難しくとも4800円にして欲しかった。

【2021年8月3日追記】
累計販売本数は70万本。
十分な成績ではあるのだが、「ゴールド」からの落ち幅が意外と大きい。
やはり5800円にしたのが大きかったのではと今でも思っている。

【関連記事】3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」6月11日発売決定
【関連記事】3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」今週発売

そして現時点での最新作となるのが、3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」。
旧作からの再録+新作でトータル100種類以上のリズムゲームを収録。
ストーリーモードが用意されたり、再録もBGMがリミックスされていたりと
手が加えられているものの、完全新作というよりはシリーズベスト+αといったところ。
こちらも現在までに累計70万本を販売している。

2006年発売:GBA「リズム天国」32万本
2008年発売:NDS「リズム天国ゴールド」191万本
2011年発売:Wii「みんなのリズム天国」71万本
2015年発売:3DS「リズム天国 ザ・ベスト+」70万本

シリーズ実績で言えば、カービィあたりと比較してもそれほど遜色がないので
つんく♂の参加が難しいのであれば仕方ないが
ベタ移植でも十分需要はあると思うので、
3DS版をSwitchにアッパー移植したものでも良いので出して欲しい。



お、2020年にこんなツイートが。(コメント欄にて情報をいただきました)
完全新作は無理でも、何かしらの新作は開発中と思って良いのだろうか。

いつまでもお待ちしております。


コメント (2)
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