忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
*当サイトは商品やサービスへのリンクにアフィリエイトを使用しています。

【OSAKA編も発売】PS5|4/Xbox Series X|S|One/Switch「METRO QUESTER」忍耐の後に快楽アリ

2024年09月12日 | 作品紹介(ゲーム)


▼PS5|4/Xbox Series X|S|One/Switch「METRO QUESTER」忍耐の後に快楽アリ

*本記事は、物語の舞台を大阪に移した「METRO QUESTER|OSAKA」が発売されたことを記念して
 2023年12月に発売された「METRO QUESTER」の紹介記事に若干の追記をしたものです。




★「METRO QUESTER」公式サイト(各ハード版のDLページへのリンクあり)

いつもお世話になっているケムコ様より、「ディアブロ」や「シレン」の好きな私に向いてそうとのことで
「METRO QUESTER」なるソフトをいただいた。
全くノーチェックのタイトルだったのだが、ハックアンドスラッシュ(ハクスラ)に特化したダンジョン探索RPGとのこと。
なるほど、それで私に声をかけてくださったのか。
世界観とキャラクターを手がけているのは「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」で知られる萩原一至
システム設計は「モンスター・コレクション」シリーズの加藤ヒロノリ
登場キャラクターは総勢24人とかなり多め。
配信プラットフォームはPS5|4/Xbox Series X|S|One/Switchで、価格は2,200円。

とりあえずパーティの平均レベルが20を超えたあたりまで遊んだ(時間にして5、6時間ぐらいだろうか)ので
そこまでの感想であることを最初にお断りしておく。


1980年代のPCゲームを思わせるクラシカルなグラフィックながら
中身は昔気質のハードな部分と現代ゲームらしい救済措置が混在する甘辛バランスになっていて
ゲームの全容をある程度把握できると、非常に良く練られたシステムであることがわかってくる。

ただ、その「ある程度把握する」までの過程で挫折してしまう人も一定数はいそうではある。
チュートリアル的な誘導もないため、序盤は覚えなければならないことが盛り沢山。
体力制を採用した基本システム、戦闘コマンドの設定、武器の分解や改造などなど
近年の親切丁寧なゲームに慣れている人には敷居が高くなっているので
ゲーム内に収録されているマニュアルは面倒でも一通り読んでおくことをお勧めする。



パーティ全体には共通の値として体力があり、拠点から出発した後は一歩進むごとに減っていき
ゼロになるとそこで強制的に拠点に戻されてしまう。
ダンジョン内のマップは足を踏み入れたところだけがオートマッピングで更新される索敵マップ方式で
進路を塞ぐ壁をひとマス崩すだけでも体力はぐんと減ってしまうので
マップがほとんど見えていない序盤は、すぐに戻れる程度のご近所をウロウロして
体力がなくならないうちに帰るを何度も繰り返さなければならない。
初代「ドラゴンクエスト」で例えるなら、ラダトームの町までひたすら往復する感覚に近い。
「風来のシレン」のように道中でおにぎりでも調達できれば良いのだろうが
そういったアイテムに遭遇することも今のところない。(今後あるのかもしれない)

ダンジョン内に登場する敵は、パーティが一歩動くと向こうも一歩動く「風来のシレン」スタイルで
遭遇するまでどんな敵なのかがわからない仕組みになっている。
強さを示すヒントとして最弱が青、ほどほどが紫、強敵が赤になっているのだが
ゲーム開始直後はパーティも弱いため青を倒すのも一苦労、紫は全滅必至、赤はお話にならないレベルに滅多打ちにされる。
またまた初代「ドラゴンクエスト」で例えると、紫の敵は「ロトの洞窟」付近にゴーストが、
赤の敵はキメラが出現するレベルの強さなので、視界が拓けたと思った矢先に赤の敵に遭遇して
敢えなく全滅という目に何度か遭った。

と、普段の私ならば「できるかこんな●●ゲー!」と投げてしまいかけない
ハードさではあるのだが、このゲームは飴と鞭の使い方が上手いのでそうはならない。
戦闘は最初にコマンドを設定しておけばあとは毎回オートでOKで
戦闘速度も2.5倍速まで上げられるのでテンポが良く、
しかもパーティのHPは戦闘終了後に全員満タンまで復活するという親切ぶり。
さらに「逃げる」は100%成功するというおまけ付き。
パーティが全滅したり体力がゼロになって拠点に戻ると、せっかく手に入れた食料や資材が半分に減らされてしまうので
危ない橋を渡るぐらいならせっせとご近所散歩を繰り返し、青い敵だけに的を絞って倒し
パーティのレベルを上げていく手段を取らざるを得ない。
しかしその作業が苦痛どころか、段々と楽しくなってくるのだ。
単調なようでやめられない反復行動の楽しさはまさにハクスラの醍醐味であり
「何度も潜る楽しさ」に焦点をあてたからこその、ちょっと甘やかし過ぎなぐらいの救済措置なのだろう。
激辛だからこそ、そこに乗せられた卵黄がとてつもなく甘く感じるのと似ている。

「ウィザードリィ」や「ディープダンジョン」といったファミコン時代のダンジョンRPGに
「不思議のダンジョン」シリーズの要素を加えたハクスラ。

この2行まとめにビビッと来た方なら2,200円は割とリーズナブルな価格設定ではないかと思う。
「NEW GAME+」なるやり込み要素も用意されているらしい。
周回プレイまで行けるかはまだわからないが、とりあえずエンディング目指してチクチク遊んでみたい。

PS5|4/Xbox Series X|S|One/Switch「METRO QUESTER」は現在配信中。



▼新要素を搭載した「METRO QUESTER | OSAKA」が発売



2024年09月13日配信■Switch:METRO QUESTER | OSAKA
2024年09月13日配信■PS5|4:METRO QUESTER | OSAKA
2024年09月13日配信■XSX|S:METRO QUESTER | OSAKA

★「METRO QUESTER|OSAKA」公式サイト(各ハード版のDLページへのリンクあり)

前作の発売から9ヶ月経過し、物語の舞台を大阪に移した
「METRO QUESTER | OSAKA」が2024年9月13日に発売。
登場キャラクターは総勢32人(8クラス)に増え、
改造可能な武装品やクリーチャー図鑑、周回プレイをより快適に楽しむための「NEW GAME+」など、
多数のやり込み要素を追加して発売。



★しのびんのほしいもの&いつか買うリスト

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする