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FIFA女子ワールドカップ2019フランス大会まで3週間余りとなった。
5月10日になでしこジャパンワールドパップ2019代表メンバーが発表され、ワールドカップがぐっと近くなったように感ずる。
皆さんの関心事も十人十色でしょうが、私の関心事の1つは 6月10日のなでしこジャパンW杯初戦アルゼンチン戦の先発メンバー。
この試合でスタメンとなった選手がその後もスタメンに名を連ねる可能性が高いからだ。果たしてアルゼンチン戦では誰が先スタメンに名を連ねるのか?この点について予想しましょう 。
なでしこジャパンのスタメン固定は4月の欧州遠征から
なでしこジャパンの先発メンバーが固定し始めたのは欧州遠征のフランス戦(4月4日)から。ドイツ戦と合わせて見れば一目瞭然。W杯前最後の強化試合、欧州遠征2試合のスタメンは11名中8名が同じ。変わったのはGKとFW2名。
スペインとの親善試合(6/2)でスタメンはほぼ100%分かる
特にケガやコンディッションなどの事情がない限り欧州遠征でのスタメンがアルゼンチン戦でのスタメンとなるだろう。そしてその予想はスペイン戦のスタメンを見ればほぼ100%の確信への変わる。
- 私のスペイン戦スタメン予想はフランス戦と同じ
- 変わるとすればFWが横山と小林でなく岩渕と小林のツートップ
- 岩渕と小林はこれまで組んだことがないのでテストする意味合いがある
- このコンビで結果が出ればW杯本番で先発としてコンビを組む可能性が高くなる
- 可能性は低いが坂口夢穂をW杯で主力として使うつもりなら、この試合でスタメン起用もあり得る。少なくても終盤で途中出場
スペイン戦先発を見てアルゼンチン戦先発予想は変わった?
- スペイン戦先発予想は11人中9人正解
- ツートップの右は小林でなく籾木。理由はケガのようだ
- 小林が万全の状態に戻ればアルゼンチン戦で先発するだろうが、そうでなければ籾木が濃厚。
- ボランチの一角は三浦でなく不慣れな?市瀬。理由はケガでしばらく代表から外れていた市瀬をチームになじませるためだろう。後半60分に三浦へ交代しているのを見ると三浦のアルゼンチン戦での先発は濃厚
- 途中交代は市瀬以外に次の5名
- 横山⇒菅澤(60分)、籾木⇒遠藤(76分)、清水⇒三宅(76分)、長谷川⇒宮川(90分)、中島⇒宇津木(90分)
- スタメン変更に影響するような交替ではない。菅澤選手は同点弾を決めたが、過去にも途中出場の方が良い結果を残しているので切り札的な存在。先発はないだろ
- よって、変更があるとすれば小林から籾木への修正。しかし、ケガから完全回復することを前提に修正しないでおこう
アルゼンチン戦スタメン
〇はスタメン
予想外れ1名:小林でなく菅澤選手が先発
数字は途中出場のプレー時間(分)
選 手 名 | フ ラ ン ス 戦 | ド イ ツ 戦 | ス ぺ イ ン 戦 | ア ル ゼ ン チ ン 戦 | ||
GK | 山下 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
GK | 池田 | |||||
GK | 平尾 | 〇 | ||||
DF | 鮫島 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
DF | 清水 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
DF | 市瀬 | 〇 | ||||
DF | 熊谷 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
DF | 宇津木 | 1 | ||||
DF | 宮川 | 29 | 18 | 1 | ||
DF | 南 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
DF | 三宅 | 14 | ||||
DH | 杉田 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
DH | 三浦 | 〇 | 〇 | 30 | 〇 | |
DH | 阪口夢 | |||||
MF | 籾木 | 〇 | ||||
MF | 中島 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
MF | 長谷川 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
FW | 遠藤 | 〇 | 13 | |||
FW | 植木 | 3 | 7 | |||
FW | 菅澤 | 〇 | 30 | 〇 | ||
FW | 横山 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
FW | 小林 | 〇 | x | |||
FW | 岩渕 |
アルゼンチン戦ラインアップ
実際:ツートップは小林・横山でなく横山(左)・菅澤(右)
W杯代表選手プロフィール(所属、国際Aマッチ、得点など)
- ☆2011年W杯優勝経験選手
- ★2015年W杯準優勝経験選手
- データは2019年4月9日現在
- 代表試合数:実際にプレーした試合数
GK 3名
池田咲紀子
- 浦和レッズ・レディース
- 168cm / 60kg
- 26歳
- 代表試合: 14試合
山下杏也加
- 日テレ・ベレーザ
- 170㎝ / 60kg
- 23歳
- 代表試合: 23試合
平尾知佳
- アルビレックス新潟レディース
- 172cm / 64kg
- 22歳
- 代表試合: 2試合
DF 8名
熊谷紗希☆★
- フランス オリンピック・リヨン(ヨーロッパ最強)
- なでしこキャプテン
- 172cm / 60kg
- 28歳
- 代表試合: 49試合
- リヨンではMF
鮫島 彩☆★
- INAC神戸レオネッサ
- 163cm / 53kg
- 31歳
- 代表試合: 56試合
- 3得点
- MFもOK
三宅 史織
- INAC神戸レオネッサ
- 165cm / 52kg
- 23歳
- 代表試合: 15試合
宮川麻都
- 日テレ・ベレーザ
- 159cm / 50kg
- 21歳
- 代表試合: 4試合
清水梨紗
- 日テレ・ベレーザ
- 156cm / 47kg
- 22歳
- 代表試合: 22試合
南 萌華
- 浦和レッズ・レディース
- 169
- 169cm / 62kg
- 20歳
- 代表試合: 4試合
- U-20日本代表キャプテン
宇津木瑠美☆★
- アメリカ シアトル・レイン
- 168cm / 59kg
- 30歳
- 代表試合: 45試合
- 2得点
市瀬菜々
- ベガルタ仙台レディース
- 160cm/55kg
- 25歳
- 代表試合: 15試合
- 0得点
MF 6名
阪口夢穂☆★
- 日テレ・ベレーザ
- 165cm / 56kg
- 31歳
- 代表試合: 52試合
- 5得点
中島依美
- INAC神戸レオネッサ
- 158cm / 48kg
- 28歳
- 代表試合: 45試合
- 11得点
長谷川 唯
- 日テレ・ベレーザ
- 154cm / 48kg
- 22歳
- 代表試合: 34試合
- 6得点
三浦成美
- 日テレ・ベレーザ
- 155cm / 48kg
- 21歳
- 代表試合: 7試合
杉田妃和
- INAC神戸レオネッサ
- 160cm / 53kg
- 22歳
- 代表試合: 6試合
籾木結花
- 日テレ・ベレーザ
- 151cm / 49kg
- 23歳
- 代表試合: 24試合
- 8得点
FW 6名
横山久美
- 長野パルセイロ・レディース
- 155cm / 52kg
- 25歳
- 代表試合: 32試合
- 14得点
岩渕真奈☆★
- INAC神戸レオネッサ
- 156cm / 52kg
- 25歳
- 代表試合: 39試合
- 14得点
菅澤優衣香★
- 浦和レッズ・レディース
- 168cm / 65kg
- 28歳
- 代表試合: 34試合
- 8得点
小林里歌子
- 日テレ・ベレーザ
- 158cm
- 21歳
- 代表試合: 5試合
- 2得点
遠藤純
- 日テレ・ベレーザ
- 166cm/55kg
- 18歳
- 代表試合: 4試合
- 0得点
宝田沙織(植木理子がケガの為)
- セレッソ大阪堺レディーステレ・ベレーザ
- 168cm/59kg
- 19歳
- 代表試合: 0試合
- 0得点
なでしこジャパン代表チーム プロフィール
- 若手主体チーム
- 最新FIFAランキング 7位
- W杯最高成績:優勝(2011年)
- 前回大会(2015年):準優勝
- 平均年齢は24.0歳
- 大舞台経験者は6名
- 4月の欧州遠征からメンバー4名変更して経験値を高めた
- 代表歴100試合以上は宇津木、鮫島、熊谷、坂口の4名
- W杯・五輪での経験値が強豪国の中で最も低い
- 平均年齢も強豪国の中で最も低い(22歳以下10名)
- 日テレ・ベレーザから10名召集→9名(植木理子がケガの為、セレッソ大阪堺レディースの宝田沙織へ変更)
- 海外プレーヤーはリヨン所属の熊谷とレインFCの宇津木の2名
- 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1勝2分2敗
- 1勝はブラジル戦
- W杯でなく東京五輪でメダル獲得を目標にした成長途上チーム
アルゼンチン代表チームプロフィール
- 平均年齢は高くないが主力はベテラン・中堅
- FIFAランク37位
- W杯最高成績:グループステージ敗退
- 前回大会(2015年): -
- 平均年齢26.7歳
- 大舞台経験者は4名
- 30歳以上5名
- 22歳以下4名、最年少は17歳
- 代表歴100試合以上はゼロ(国際試合が少ないからであろう)
- Sole Jaimes選手が今年からリヨンでプレー。熊谷の同僚
- 2019年度強化試合など強豪国との対戦成績:1敗
- 1敗はオーストラリア戦
- 2019年度の国際大会で韓国に0-5負け
まとめ
W杯の見どころの一つは、なでしこジャパンとドイツの戦いぶり。
ドイツは平均年齢・大舞台での経験値とも強豪国の中でなでしこジャパンの次に低い。その両国がどのような結果を残すかが大きな見どころ。
先発メンバーに限ると平均年齢・経験値はさらに低くなるだろう。難しい試合の連続となるだろうが、若さを前面に出してチャレンジャー精神でベストを尽くすだけだけ。ただ、忘れてならないのは「なでしこジャパン2019W杯代表メンバー」としての「誇りと責任」。これを強く自覚して精いっぱいチャレンジして欲しい。
未来を拓け、なでしこジャパン!
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