11月10日(福岡・北九州スタジアム)に行われるMS&ADカップ2019日本女子代表の対戦相手が南アフリカ女子代表(fifaランク55位)に決定。そして南アフリカ戦なでしこジャパンメンバーが10月24日に発表された。
2019FIFA女子ワールドカップメンバーに復帰組の猶本光選手・増矢理花選手や初召集の浅野菜摘選手が加わった25名。カナダ戦のメンバーからは、高橋はな、宮澤ひなた、宝田沙織が選外。また、怪我で離脱のDF鮫島彩、GK平尾知佳が選外。
それでは具体的にメンバーのプロフィール・代表歴・試合結果などをお伝えしましょう。
東京五輪に出場する(であろう)チームの11月の親善試合
超格下のチームと対戦するのは日本とアーストラリア
- アメリカ 対 スウェーデン 3-2アメリカ勝利
- イングランド 対 ドイツ 1-2ドイツ勝利
- ブラジル 対 カナダ 4-0ブラジル勝利
- ブラジル 対 中国 0-0 中国PK勝利
- オーストラリア 対 チリ(37位) 2-1オーストラリア勝利
- ニュージーランド(23位) 対 中国 0-2中国勝利
- 韓国は予定なし
なでしこジャパンメンバー・代表歴・スタメン予想
- 通算日本代表出場成績(カッコ内は2019年度成績)
GK
池田咲紀子(浦和レッズレディース)
- 14試合1238分(0試合)
山下杏也加(日テレ・ベレーザ)
- 29試合2542分(7試合630分)
浅野菜摘(ちふれASエルフェン埼玉)
- 初招集
DF
熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)
- 52試合4713分(9試合810分)
- リーグ戦で途中出場が増えたのが気がかり
松原有沙(ノジマステラ神奈川相模原)
- 2試合180分(2試合180分)
三宅史織(INAC神戸レオネッサ)
- 17試合1258分(1試合14分)
土光真代(日テレ・ベレーザ)
- 1試合22分(0試合)
清水梨紗(日テレ・ベレーザ)
- 28試合2192分(10試合829分)
清家貴子(浦和レッズレディース)
- 0試合
宮川麻都(日テレ・ベレーザ)
- 6試合226分(6試合226分)
南萌華(浦和レッズレディース)
- 7試合630分(7試合630分)
MF
中島依美(INAC神戸レオネッサ)
- 51試合3595分10得点(10試合840分1得点)
猶本光(SCフライブルク/ドイツ)
- 14試合595分(1試合7分)
- コンスタントに出場しているのが選出の理由らしいがここ2カ月間は殆ど出場なし。ケガ???
栗島朱里(浦和レッズレディース)
- 0試合
籾木結花(日テレ・ベレーザ)
- 27試合1132分9得点(6試合287分3得点)
- 得点率抜群
長谷川唯(日テレ・ベレーザ)
- 39試合2817分8得点(10試合749分4得点)
杉田妃和(INAC神戸レオネッサ)
- 12試合941分(11試合923分)
三浦成美(日テレ・ベレーザ)
- 13試合901分(9試合587分)
遠藤純(日テレ・ベレーザ)
- 9試合346分(9試合346分)
FW
菅澤優衣香(浦和レッズレディース)
- 40試合2067分10得点(8試合476分2得点)
岩渕真奈(INAC神戸レオネッサ)
- 44試合2535分16得点(5試合374分2得点)
田中美南(日テレ・ベレーザ)→ケガの為
MF宮澤ひなた(日テレ・ベレーザ)へ変更
- 31試合1747分9得点(1試合11分)
増矢理花(INAC神戸レオネッサ)
- 19試合887分5得点(0試合)
小林里歌子(日テレ・ベレーザ)
- 8試合351分3得点(8試合351分3得点)
植木理子(日テレ・ベレーザ)
- 2試合10分( 2試合10分)
南アフリカ女子代表のプロフィール
非常に南アフリカに敬意を欠いた発言で申し訳ないが、南アフリカと戦って何のメリットがあるのだろう?アフリカ大陸から東京五輪に出場できるのは1.5チーム。ただ、0.5枠は大陸間プレーオフで南米チームに勝てばもう一枠出場できるようになる。ところが南アフリカは既に2次予選で敗退。まったくもって時間とお金の無駄となる無意味な試合。
- FIFAランキン グ49位(前回より6ランクダウン)
- なでしこジャパンは過去0勝1分け0敗
- 19年W杯フランス大会でW杯初出場。1次リーグで敗退
- 五輪は12年(ロンドン)と16年(ブラジル)。1次リーグで敗退
- 東京五輪出場なし
期待値
- 実力差+南アフリカの移動疲れによるコンディションを考慮すると少なくても 5-0でなでしこジャパン勝利
- また、このくらいの差で勝利しないとFIFAワールドランキングポイント、4~5点の上積みができないのでTop10キープが難しくなる
試合結果
- 熊谷と菅澤の得点でなでしこジャパン2-0勝利
- 得点で分かるように期待値よりかなり低いパーフォマンス
- 両チームに言えたが、パス、クロス、シュートの精度・スピード感・ワクワク感・迫力に欠けた平凡な試合
- 南アフリカは中盤でほとんどプレスをかけてこないのでなでしこジャパンは楽に攻撃を組み立てることができ終始ゲームを支配したが2得点止まり。しかも後半は無得点
- バイタルエリアで一対一の勝負をほとんど仕掛けない
- ミドルシュートもほとんどない
- 超格下の相手に対してあまりにも決定力不足
- ライバル意識をむき出しにして戦う本気度満点のE-1サッカー選手権が心配になる
日程・会場・放映
- 11月10日12:45キックオフ
- 北九州スタジアム
- 日本テレビ系にて全国生中継
おわりに
召集メンバーを見て気付いた点が1つある。それは25名中9名が2019年度代表プレー実績が0分~15分未満という点。その9名を除いた16名が東京五輪に当確。この16名に今回ケガで外れたDF鮫島彩とGK平尾知佳を加えるとちょうど18名。かなりの確率でこの18名主体で12月のE-1サッカー選手権や2020年五輪前の大会に参戦するでしょう。
2019年W杯ではスタートに大失敗。メンバー固定時期が遅すぎてチームの完成度が不十分のままW杯を迎えた。その視点で見ると「東京オリンピックに向けてリスタート 」というJFAの言葉の裏に隠された真意が理解できる。
今回はいいスタートが切れた。チームの完成度は飛躍的にアップするだろう。なでしこジャパンの最大の強みである体力+完成度で間違いなく良い結果に結びつく。楽しみだ!
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