みなさま、こんにちは。
一昨日の日経新聞に、面白い記事がありました。
ヒトに最も近い類人猿と言えばチンパンジーですが、もう1種います、それがボノボ。
ボノボとチンパンジーは、人類の「いとこ」のような存在。
ナショナルジオグラフィック
かわいいボノボちゃん
ボノボがアフリカで新種として発見されたのは約100年前。
チンパンジーはオスが激しく争うが、ボノボは平和を好むという。
それは、ボノボの「メスが強い社会」が、平和につながる仕組みになっているからだそう。
どういうことなのか、興味が湧いてきますね!
この2種の類人猿は、「子どもを少なく生んで時間をかけて育てる」という繁殖戦略をそれぞれ進化させた。
チンパンジーのメスは妊娠・出産して子どもが離乳するまで発情しないので、オスは数少ないメスをめぐって過酷な競争をする。
従って、攻撃性の高いオスが有利になる社会。
日経新聞
一方、ボノボのメスは出産から1年も経たず発情が再開するので、交尾期間がチンパンジーより格段に長く、
集団内に発情したメスが複数いる状態。
つまり、繁殖のためには、オスの「強さ」ではなく、「メスに選ばれる」オスになることが重要なわけで、
このことによってメスの社会的地位が高くなったと。
もう一つ、ボノボのメスがオスに勝る大きな理由は、迷惑なオスに反撃する「メス同士の協力」もあるとか。
ボノボのメスはよく群れて行動し、年長のメスは年下を助けることで、自らの地位を高めるそう。
このような理由で、メスが強い社会の方がオスが争わず、平和な社会を築けるということのようです。
であれば、戦争を繰り返す人類はまだまだ男性優位の社会であり、
ボノボのように、女性優位な社会になれば、平和が訪れるのでしょうか?
「かかあ天下」は、家族安泰の元?!
世の奥様方、世界平和という大義のために、まずは我が家の女性優位を目指しますか?