みなさん、こんにちは。
世の中、「なんで~?」と憤ることって、たくさんありますよね。
とりあえず、自分のことは棚に上げといて、ですが…?
名古屋大のチームが、「怒りの実験」について英科学誌に発表した。
それは、怒りを感じた際、その状況や感情を紙に書いて捨てると、怒りが抑制されるというもの。
怒りを投影した物体がなくなることで、感情を抑えられたと。
中日新聞WEBより
以前、「アンガーマネジメント」について、専門家を招き院内で研修したことがあります。
「怒り」を上手くコントロールして、職場でも家庭でも対人関係を円滑にしていく方法を2週にわたって。
覚えているのは、自分の中の、こうある「べき」、こうする「べき」を見直してみること、
「怒り」の出来事に直ぐ反応しないで、怒りから気をそらすように90秒間やり過ごすこと、などでした。
気をそらす方法とは、
頭の中で100から7ずつ引いていく、自分自身の心が落ち着く言葉を繰り返す、真っ白な紙を思い浮かべるなど。
ある人は、「これが、もし○○さんだったら…」と、大好きな芸能人を思い浮かべたり、
夫に対して怒りが多い人は、携帯電話の夫の登録名を好きなミュージシャン名に変えたりするとか。
瞬時のことですから、「キムタク」から電話って、これはいいかもしれませんね。
(「キムタク」は中年以上の年代のアイドル、今は誰なのでしょう?)
先の名古屋大の教授のお話では、「この手法なら職場や家庭で簡単に怒りを鎮められるので、是非活用して欲しい」と。
今後は、メールや電子ファイルなどデジタル媒体を削除しても効果があるか検証していくそうです。
ちなみに仏教界では、「怒り」は三毒と言われている「貪・瞋・痴(とん・じん・ち)」の、瞋=怒りや憎しみのこと。
昔から、「怒りの心」は「自分をもむしばむ」と注目されていたのですね。
ぜひとも、心穏やかに暮らしましょう~。
The Anger of Achilles(アキレスの怒り)