みなさま、こんにちは。
先月の新聞に掲載されていた、かわいらしいピンクのワンピース、どこの製品なの?と思いましたが…。
「セカンドライフ」
30歳の男性が、奥様へのプレゼントに選ばれたワンピースだそう。
実は、このワンピース、いわゆる古着です。
もともとは今から約50年前、1976年頃に原宿の人気店で売られていた洋服だとか。
「家族では箱根の別荘に行くのが恒例行事で、すすき野原を眺める時間が密かな楽しみだった。
当時人気だったワンピースをなびかせて…」。
このように、洋服にまつわる思い出や所有者の人となりを、ストーリー仕立てで紹介し販売することで、
若者世代の共感を呼んでいる。
この男性が購入しようと思った決め手になったのも、この商品紹介のスートーリーだったそうです。
すてきなお話ですね!
以前お話しした、我が家の古い家具のリメイクも、思い出の継承と言えるでしょうか。
タグに物語を載せて…
ついつい、「もったいない」と、物を捨てられないのが昭和世代です。
そのシニア世代のクローゼットには、大量の洋服が着られないまま眠っている、と言われています。
「プロポーズされた時に着ていた」
「プレゼンの時の勝負服」
など、「その服だけが持つ物語」も、洋服と一緒に販売する。
断捨離、終活と盛んに叫ばれている今、
捨ててなくなるではなく、思い出とともに次世代の誰かが引き継いでくれるって、どんなに嬉しいことでしょう。
考えてみると、日本の着物は、その典型と言えるかもしれませんね。
捨てられない…と言えば、私も〇十年前の服を一着だけ、処分せずに持っています。
ラコステのポロシャツ
これは、亡き父との思い出の服。
学生時代、外で初めて父と待ち合わせをし、当時流行していたポロシャツを買ってもらって、
その後映画を見に行ったのです。
二人だけの初デート?!
着物みたいに、高価なものでもなんでもないのですが、ずっとクローゼットの中に…。
ちなみに、その時見た映画は、「未知との遭遇」でした。
なつかしいな~。