今日、午後8時から、
NHKBSプレミアムにて『薄桜記』というドラマがはじまります。
五味康祐さんの原作のせつないお話です。
たまには、時代劇も・・・どうでしょう
HPより。演出/清水一彦
脚本打ち合わせの際にジェームスさんが、
「このドラマには悪人が出ない」とおっしゃいました。
それはつまりそれぞれの登場人物が、
その人なりの思惑や事情を抱えて一生懸命に生きているということだと思います。
そして一生懸命生きるということは、
処世において必ず何処かで不器用になる、
不器用であるということは一種滑稽でもあり悲しくもある。
この「薄桜記」という作品はそういう憎めない、
いやむしろ愛すべき人達の群像劇だと思って演出に臨みました。
薄桜記(はくおうき)/7月13日~(11回)
山本耕史 柴本幸 高橋和也 ともさかりえ 檀ふみ
高嶋政伸 草刈正雄 辰巳琢郎 かとうかずこ 萬田久子
江守徹 津川雅彦 長塚京三 ほか
脚本/ジェームス三木
演出/清水一彦・榎戸崇泰
音楽/濱田貴司
主人公・丹下典膳(山本耕史)は、旗本にして、卓越した一刀流の剣豪。
しかし、妻(柴本幸)の名誉を守るために片腕を失い、そして家も断絶してしまう。
浪人となった典膳を助けたのが、のちに赤穂藩の家臣となる堀部安兵衛(高橋和也)。
一方、武士としての筋を守る典膳は、吉良上野介(長塚京三)の用心棒となり、
片腕の剣豪として、赤穂労士たちと向かい合う立場となる・・・。
このドラマを貫くのは、武士社会の掟により、
愛しながらも別れざるをえなかった、
典膳と妻との、美しくも切ないラブストーリー。