『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『娘の味 残るは食欲3/阿川佐和子』

2012-07-23 | 
今日は、雑誌クロワッサンに連載されていた、
エッセイ『残るは食欲』をまとめた3冊目の本、

<娘の味 残るは食欲3>を読みました



あん食パン、小籠包、ハンバーグ、信玄餅、すき焼き、目刺し、キャビア、
豆腐、フォアグラ、バームクーヘン、ラクダのつま先・・・

阿川さん独特の、ものの見方、感じ方、食べ方が、好きです。

あとがきにかえて掲載されていた、
「残るは食欲レシピ」3品の作り方、すごく嬉しいです。

簡単で、とっても美味しいです



 

荒井良二さんのさし絵も、素敵です

『ことば』

2012-07-23 | 立ち直っていく、という時に。
昨日、某出版社のひとと打合せをしているとき、

全く別の話になり、

何でも、本当か嘘か、2つにひとつ・・・

というふうにわけるから悪いと、そのひとは言いました。

たとえば、本当は5%しかなくて、

あとは、そのひとの言うところの『脚色』だったとしても、

それは、受け手によっては本当になる。

嘘ではない・・・と、言いました。



いろんなひとの思惑があり、その思惑がお金になる。

だから、95%脚色であったとしても、

極端な話、99%脚色(脚色というのか不明)であっても、嘘ではないんだ。

と、そのひとは言いました。



『ことば』は、大きな力を持っていると思うし、

『ことば』だけでは力がないこともある。

『ことば』を、誰が言ったのかとか、どの『媒体』が言ったのかとか。

そこにみえる人間が大事だと思ってる。

思っていました。

でも、最近、何だか違う淀みに会います。

ツイッターとかブログとかfacebookとかを通し、

たくさんのひとの目を通すと、

脚色だって、99%だって、

本当みたいに、動きだしてしまってる。

あれはこうなんだって・・・・

あの人、実はこうなんだよ・・・そんな言葉を、友人から聞く。

それが99%の脚色の、1%の真実のこともある。

でも、その説明が難しい。

<<真実>>というものを見る、読む力が、

<<信用>>できる人を選択する力が、

こんなにいるようになるとは・・・

便利になる前は知らなかった。

便利な場所で生活する前は、知らなかった。

何が幸せだろう?

昨日は、そんなことを考えながら、

唇が動くのを、見ていました。

『都会の星 ~写真/東山正宜 ナビゲート/石井ゆかり~』

2012-07-23 | イベント
リコーフォトギャラリーRING CUBE ギャラリーゾーンにて、
(中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F/9F(受付9F)

『都会の星 ~写真/東山正宜 ナビゲート/石井ゆかり~』
という写真展が行われています。

~7月29日まで、

休 館 日/火曜日
開館時間/11:00~20:00(最終日17:00まで/入館は閉館時間30分前まで)
入 場 料/無料



<<星が刻む「時間の輪」と「時間の矢」。
貴方が見上げないときも、星はいつも空にあります。>>



写真家の東山正宜(ひがしやま まさのぶ)さんは、

1975年香川県丸亀市生まれ。
名古屋大学理学部卒、素粒子宇宙物理学専攻修了、博士課程中退。

朝日新聞社入社後、東京本社への異動に伴い、
比較明合成による星景写真を始める。

(比較明合成(比較明コンポジット)というのは、

短時間露光画像を複数枚合成することで、
長時間露光と同じような効果を得ようとする手法で、
最近は、フリーソフトも多数登場しています。)

2009年に若田光一飛行士、
2010年に野口聡一飛行士の帰還を取材。
小惑星探査機「はやぶさ」帰還の写真で新聞協会賞特別賞。

 

石井ゆかり(いしい ゆかり)さん、
女性はとくに、男性にも、大人気の石井さん。

独学で星占いを習得し、
2000年よりWEBサイト『筋トレ』にて星占いを掲載。

現在は雑誌やWeb媒体で占いを執筆。
著作数多数。占い以外の著作も多く発表されています。

『12星座シリーズ』『星をさがす(WAVE出版)』
『禅語(piebooks)』『愛する人に。(幻冬舎コミックス)』など。



石井さんの『ことば』に出会ったのは、
いつのこと、だろう。

石井さんの『ことば』を読んで、心にいれると、
あたたかくなる。勇気が出て来る。

<占い>は、みる人によって、感じることが違います。

石井さんの<みる力>は、人間力にあふれている気がします。



いいこと、悪いこと、そのふたつしか結果がないわけではない。

『生きる』ことは、ぜんぶ、少しだけ今日より進むこと。

そのための、息の吸い方だったり、吐き方だったり、

足を一歩出す、出し方だったりが、

早ければいいものではない。

スムーズだからいいわけではない。

そう。たとえば、ほんの少し、ゆっくり進むことになったとしても、

ちょこっと、息の吸い方、忘れちゃって、苦しかったとしても、

その方が、結果的にいいことが起こるということもあります。



石井さんには、心のキャッチャーミットでどんなふうに受けたらいいのか、

或いは、ボールをとりそこねちゃって落ち込んでるんだけど、

どうしたらいいんだろう・・・って立ち止まってしまったときに、

背中をトントンって、押してもらうように、ことばをもらった気がします。