自立支援てなに？

こんにちは
お盆休みはいかがお過ごしでしょうか？

お盆休みには、わくわく荘でも紅梅荘でも、家族や親戚の方と一緒に外出される方がたくさんいらっしゃいます。


たまには外でご自分の好きなものを食べたり、外の空気を吸ったり、家のお布団で寝る。。。私たちにとっては当たり前のことですが、普段はなかなか叶えて差し上げることができません。


今、わくわく荘では、【自立支援】というものに取り組んでいます。


水分をたくさん摂っていただく
ごはんをしっかり食べていただく
トイレに座って排泄していただく
生活の中に歩行を取り入れる


といったことを中心に支援して、より今までの生活に近い暮らしをしていただこうという取組みです。


１日に必要な水分を摂っただけで、意識がはっきりとしてお話しがスムーズになる利用者様がいます。

ちょっと歩行の練習をしただけで、目がきらきらして表情がぐっと良くなるお客様がいます。



昨日、ある利用者様の息子さんが施設にいらっしゃいました。
その利用者様が最近歩行の練習を始めていること、ご飯をしっかり食べていることなど伝えると、息子さんは本当に嬉しそうな顔で、

「なんだあ母さん、やればできるんだね。俺、今まで家で甘やかし過ぎてたのかな？」

と目をうるうるさせながらお話ししてくださいました。


自立支援は、利用者様に歩いていただくこと、オムツを外すことが目的ではありません。


ケアを通して、これまでの暮らしを取り戻していただくことが最終的な目標です。


大好きだったものをまた食べることができるようになる
自分の足で外に散歩に出られるようになる
家に帰って孫の顔を見ることができるようになる


そんな、これまで利用者様が毎日できていたことを
また、できるようになるお手伝いをさせていただきたい、という思いで支援しています。


これを読んでくださっている方々も、
今自分が毎日行えていることができなくなったとしたら。。。

と考えてみてください。

でも、それを「したい」ということすら表明できない状態だったとしたら。。。



そういう思いを日々忘れずに、ケアを取り組んでいきたいと思っています。



一職員のひとり言でした