御苑内の三つの神社⛩、九条邸の「厳島神社」、花山院家の「宗像神社」、西園寺邸の「白雲神社」、を足早に回りました。(^-^)
厳島神社には、平清盛の母「祇園女御」が合祀されており、茶室「拾翠亭」、唐破風鳥居(京都三珍鳥居)が有名です。(^_^)
宗像神社は、花山院家の邸内にあったもので、境内社に、花山稲荷神社・京都観光神社・小将井神社・繁栄稲荷神社・金比羅宮があります。(^。^)
白雲神社は、妙音弁財天を祀り、音楽の神様としても信仰されています。1224年(元仁1)、西園寺公経が北山殿(現在の金閣寺の地)造営の際に建立した妙音堂に由来するとされています。(^-^)
御苑を後にして、廬山寺、護浄院(清荒神)、下御霊神社、革堂(行願寺)と歩き、最後に、「京都ハリストス正教会」(写真)へ。( ^_^)/~~~
「京都ハリストス正教会」は、正教会の西日本における布教活動の拠点として1903年(明治36年)に完成した教会堂。
日本におけるロシア・ビザンチン様式、最古の大型木造聖堂で、京都府旧庁舎を手がけた府技師「松室重光」が設計監理。
日本に正教会を布教した聖ニコライが成聖した、現存する日本唯一の聖堂でもある。
2022(令和4)年国重要文化財に指定。
2022(令和4)年国重要文化財に指定。
いやぁ、こんな素晴らしい建築物が洛中に残っているとは、、、驚きでした。
二条通を少し北へ上がったあたり、柳馬場通に沿って、突然に出現します。
隣は児童公園で、正教会の存在感は異彩を放っていました。!(◎_◎;)
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さて、「奥の細道」より、今日の一句。
「象潟や雨に西施が合歓の花」 芭蕉
象潟、「きさかた」と読む秋田県の地名で、現在は「にかほ市」に含まれています。(^-^)
松尾芭蕉が、象潟(九十九島)で「きさかたや雨に西施がねむの花」の名句を残したときは、松島(宮城県松島町)と並び称せられた潟の絶景でしたが、1804年、象潟地震で隆起して陸になりました。(^。^)
また、句中の「西施」とは、越の国から呉の国王に献上された中国古代の美女のことだそうです。(^_^)
(句意)
象潟の美景の中、雨にぬれる合歓(ねむ)の花は、眠りについた西施の面影を彷彿(ほうふつ)とさせる。
(解説)
芭蕉はこうも記す。「象潟は松島に似ていて、また違う。松島は笑うようで、象潟は恨むようだ。その土地の趣は(悲しい境遇の)美女が憂いに閉ざされているようだ」と。
芭蕉はこうも記す。「象潟は松島に似ていて、また違う。松島は笑うようで、象潟は恨むようだ。その土地の趣は(悲しい境遇の)美女が憂いに閉ざされているようだ」と。
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古代中国の美女「西施」さん、謁見してみたいものですね。( ^_^)/~~~
では、馬関より、返句献上申し上げます。
「わかれ道どちらにしよか胡桃の日」 祖谷馬関