ネットの解説は次のとおりです。
古く667年、天智天皇の勅願により奈良に創建され、法相宗の興福寺の所有となり、平安時代には清少納言や和泉式部が帰依し、女人往生の寺といわれた。
その後、法相宗の蔵俊僧都が法然上人に譲ったことにより、浄土宗の所属となり、京の一条小川(現・元誓願寺通付近)に移転する。
そこに法然上人の弟子である西山上人証空が入り、自らが唱える西山義の教えを広め始め、浄土宗西山派が成立していった。
天正元年(1573年)の火災で荒廃していたが、天正19年(1591年)2月には、豊臣秀吉の命を受けて現在の新京極へ移転した。
京都御所に近いことから朝廷との交流も多く見られた。能の曲目に『誓願寺』があるが、当寺のことを指している。
説教から発達した講談、落語、漫才などの芸人の成就を祈願する寺として、扇塚のある寺として芸能関係にはよく知られている。
また、落語発祥の寺ともいわれている。今でも関西地方の芸人たちがこの寺で練習会を営んでいる。
この誓願寺には、昔の笑い話を集めた「醒睡笑」を著し、落語の祖とされる「安楽庵策伝」が住持を務め、その縁から、毎年10月8日の策伝忌には、奉納落語会が行われています。(^-^)
馬関が、この三連休、10月8日の土曜日にあたり、誓願寺を通り掛かった折に、ちょうど、策伝忌法要として、安楽庵策伝の奉納落語会が、無料で行われ、大勢の落語ファンで賑わっていました。( ^_^)/~~~
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さて、「奥の細道」より、今日の一句。
「有難や雪をかをらす南谷」 芭蕉
ありがたやー、と来ると、俗な宗教のようですが、南谷地域の雪がそれほど上質だったのでしょうか。調べてみましょう。(^。^)
(解説)
この句はおくのほそ道、「出羽三山」の中で、六月四日、芭蕉が詠んだ俳句です。
「かほらす」は霧などが立ち込める様子、「南谷」は現在の山形県鶴岡市にある羽黒山にかつてあった南谷別院、を意味します。
この俳句に季語はありませんが、「かほらす」=「薫風」「風薫る」として見れば夏の季語となります。
この俳句に季語はありませんが、「かほらす」=「薫風」「風薫る」として見れば夏の季語となります。
(句意)
ありがたいことだ。この南谷まで残り雪の涼しさがほのかに立ち込めている。
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雪とあるので、冬か早春かと思えば、初夏の句だったのですね。!(◎_◎;)
では、馬関より、返句献上申し上げます。
「愉快こそ人を助くや策伝忌」 祖谷馬関