居酒屋~通りすがり~

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【五】旨い酒を呑もう! その4 ~タンカレー ドライジン~

2015年03月29日 20時59分00秒 | 【五】「旨い酒」と「肴」いろいろ…
酒データ



原 産 地:イギリス

製 品 名:タンカレー ロンドン ドライジン

原材料・製法:原材料 レシピ 製法は『門外不出』のため、不明

アルコール分:47、3%

内容量・店頭価格:750ミリリットル・1728円
(価格はお店により異なります。)







皆さまは【洋酒】と聞くと、どんなお酒を思い浮かべるでしょうか?
人により様々なお酒が思い浮かぶと思われますが…。


先ずは『バーボン』『スコッチ』『ジャパニーズ』と言えば、最近“朝の連続テレビ小説”を
キッカケに人気を盛り返している【ウイスキー】かと。( ̄∀ ̄)

よくお酒を買いに行く酒屋のお姉さんの話だと、
『最近、ウイスキーは品不足気味なんです。』と嘆き節。やはり“売れている”らしい。(・_・;)
うーむ…。やはりテレビの影響力たるや、スゴいモンですな!?


また、『赤』『白』『ロゼ』と浮かべば、言わずと知れた【ワインの数々…。
『国籍』『産地』『栽培法』等々、奥の深い“味わい”と“拘り”は これまた好きな方には『タマラナイ(≧∇≦)』お酒かと。

その昔、『ワタシの身体にはワインが流れているの』と、宣った女優さんがいましたけど。(^。^;)
好きな方は、やはりソレだけ“好きっ”って事なんでしょうな。きっと…。


他に『ドン・ペリ』やら『モエ・シャンドン』という【シャンパン】ご愛飲の
“裕福な御仁”もいらっしゃるのでしょう…。

人の結婚式で“2回”しか飲んだ記憶のない店主としては ただただ
『羨ましいぞ、オイ!(≧ε≦)』 としか言えないのであります。



ところで、そんな数多ある【洋酒】では、ございますが…。皆さまは【ジン】ってお酒、飲まれた事ございますか?


『カクテル』を飲まれた経験のある方は多いと思いますが…
このベースに使われているお酒の代表格が【ジン】であります。


実はこの【ジン】。過去の酒経験の中では、店主にとって
【洋酒ベスト5】に入る大好物なお酒の一つでございまして。(≧∇≦)

今回は 特に店主のお気に入りで、アメリカ合衆国 第35代大統領『ジョン・F・ケネディ』も愛飲していたと言われ、
カクテルを作る【シェイカー】を模した“グリーンボトル”が何とも美しい
【タンカレー・ドライジン】
を酒棚に並べようと思った次第。

“飲兵衛の戯言”ではございますが、暫しお付き合い下さいまし。( ̄∀ ̄)








『タンカレー』を初めて知ったのは、もうかれこれ10年以上は前の事。
30代も後半に差し掛かった『まだ若かりし頃』の話になりますか。


かれこれ7~8年前に『惜しまれつつ』閉店してしまったンですが…。
成田は“公津(こうづ)”ってトコに【Bisbee(ビスビー)】という名の『レストランバー』があったンですね。

そんなに大きな店じゃなかったンですが、内装が素敵でカウンターもある【いい雰囲気】のお店だったンですよ!
(⌒~⌒)

開店して間もない頃、クルマで店の前を通るたびに
『雰囲気の良さそうなお店だなぁ~』と気になって仕方なかった店主。

そんな好奇心も最高潮に達した とある日の夜。
ついに…『意を決し』お店のドアを“おずおず”と開け、入った事が 後々…
『えぇ~!? 店主~ また来たのぉ~! いったい何しに来たんだよぉ~?(>Σ<)』
と、店のスタッフから『憎まれ口』を叩かれるまで“通い詰めた”お付き合いの始まりなのでした。(^。^;)







その頃の店主は専ら『バーボン党』でしてね。【メーカーズ・マーク】という『ボトル』が“超”の付くお気に入り!
(今でもバーボンでは店主の中でNo.1)
コレの“ロック”が、いつものスタイルで、幾つも杯を重ね ご機嫌に酔っ払っていたのも“いつものスタイル”だった店主。(*^o^*)


そんなある日。スタッフの一人が何気なく
店主さぁ…。【ジン】ってさ、好き?』と聞いてきた。

はて?? 『それって… 何?』 恥ずかしながら、ソレまで一度も
【ジン】なるお酒を呑んだ事がなかったのである!?(°□°;)


スタッフは“ニヤッ”として、ひと言。( ̄∀ ̄)
『試しに呑んでみたら? いつもバーボンは“ロック”だから、それで良いよね?』

程なくして、透明な液体に氷が浮き、底に“ライム”が沈んだ『ロックグラス』が出てきた。

香りを嗅いでみる…。ン? ちょっと“薬草”ぽい薫りが…?
そして 一口 喉に流し込んでみると…



な、なんだ、コレぇ~!
\(☆o☆)/




生まれて初めての“味わいと風味”に『衝撃』のひと言!
こんな酒がこの世にあるんだ!? 文句なく旨い!
ウマイのである!
(≧∇≦)


バーボンは、原産国アメリカらしい『ガツン!』とした“ストレートな力強さ”が持ち味。
音楽で例えるなら、ベテラン『サックスプレイヤーが“ソロ”で奏でるジャズ』みたいな感じ。


対して【タンカレー】は、ひと言で表現出来ない程『複雑で繊細、けど大胆』な味わいを舌に感じる。鼻に抜ける薫りが とても心地よい。

こちらは…もう完全に【フル・オーケストラ】が楽曲を奏でる世界である。
それぞれの楽器が歌うように音を重ね、『シンバル』のように氷が“カラン”と合いの手を打つ。そんなイメージなのだ。


残念ながら、店主の“拙い表現力”では これ以上【タンカレー】の味わいを表す事は出来ない!!(∋_∈)


ただただ、言えるのは…。
『ひと目で恋に落ちるように虜になってしまったこと。


以来、『タンカレー』を愛飲する様になった店主だが、今でもこの【ジン】を口に含む度…
【Bisbee】での“愉快な思い出”と そこで出会った『個性豊かな優しき人々』の顔が次々と浮かんで来る。

店主にとって、まさしく『宝箱のような』お店を思い出す味わいの酒なのであった…。
(⌒~⌒)



★★★
最後にひと言。
『タンカレー』を呑まれる際、“次に挙げる2点”をご留意下さると、一層 味わい深く楽しめるので記して置くと…。


まず第一に【ボトルは“冷凍庫でキンキン”に冷やす】こと。(^O^)


“冷凍庫でキンキン”に冷やした『タンカレー』を氷の入ったグラスに注ぐと
“トロ~”とした状態で氷に絡み、豊かな薫りを楽しむ事が出来ます。(^-^)


まずは、この『薫り』を是非とも楽しんで頂きたい。( ̄∀ ̄)


その際、メジャーをお持ちなら【一杯でシングル・二杯でダブル】の分量になりますけど、
メジャーをお持ちでない場合 グラスの底から横に『指』を添え、グラスに注ぐと
人差し指一本分で【おおよそシングル】
人差し指と中指二本分で【おおよそダブル】となります。
飲み過ぎない程度に、お好きな分量でお楽しみ下さいまし(`∇´ゞ


そして第二に【“ライム”忘れるべからず】です。


『タンカレー』そのものは勿論、旨いのですが…
その中に“ライム”が入ると、その薫りが更に引き立ちます。


『タンカレー』は元々、1660年に“利尿作用のある木の実”を利用した
オランダ人医師が作った【薬用酒】がその始まり。

初めて呑んだ際に感じた『薬草の薫り』は、正に【ジンの証】なのですが、
8等分した“ライム”を軽~く搾り、その実をグラスに落とせば 口当たりが更に良くなり、
“ライムグリーン”がよいアクセントに。
『幸せな時間』を実感する事、請け合いです。(⌒~⌒)


これを炭酸で割れば、【ジン・リッキー】というカクテルに早変わり
女性にも呑みやすい“優しい味わい”で楽しめますよ。(⌒~⌒)


今度のお休みに。或いは何か良いことがあったり、嬉しい時に。
恋人同士やご夫婦で、ゆったりした時間のお供に【ジンで乾杯】なんぞ、いかがでしょう?
(^^)/▽☆▽\(^^)


是非、“豊かな薫りと味わい”で『幸せな時間』をお過ごしください。(^-^)


店主でした。




コメント
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