皆さま 新年あけましておめでとうございます。🎍
お久しぶりでございます。
本年『人生5回目』の年男イヤーを迎え、この7月に還暦を迎える事となり
『笑点の座布団運び』こと山田隆夫さん張に真っ赤が似合うお年頃と相なった
店主でございます。
いやいやいや…。光陰矢のごとし。
前回、このブログにて記事を上げたのは『2022年の大晦日🔔』の事である。
♪あれから〜2年の月日が流れ去り〜♪街でベージュのコートは見かけないが、
とある街で日々ゴミ収集の仕事に勤しんでいる店主は…
すーっかりブログサボってましたわ あはは🤣
でも昨年は思わず成り行きから『人生何度目かの引越し』をする事となり、
その顛末の始まりは昨年(2024/令和6)の正月だった事から久々に記事を書く事に
した次第でして。
まぁ、いつもの様にバカバカしい内容ではございますがご笑覧くだされば幸いでございます。
事の顛末の始まりは昨年のお正月だと前述したが、その理由というのは
皆さまにとっても衝撃的な出来事だったであろう2024(令和6)年1月1日元日の大地震。
そう、あの能登半島大地震である。
あの日の地震発生時刻。店主は自宅2階でうたた寝していた…。
1階では女将が夕飯の支度をしている。お正月らしいのんびりとした空気感が流れる中
突然、携帯電話から響く緊急地震速報のアラーム⁉️😱 地震か?
慌てて飛び起き身構えるも微かな揺れを感じただけで、大きく揺れ始める気配がない。
『なんだよ、誤報か?』そのまま1階に降りて女将と部屋の様子を見に降りる。
女将は勿論無事で、部屋の様子も異常はない。女将はちゃんと火の始末を終えていた。
そこで1階にあるテレビの報道で、能登半島の大地震を初めて知った次第なのである。
そこに映し出された石川県珠洲市や輪島市の様子に2人、唖然とした…。
あちこちで建物が倒壊している。1階の潰れた大きな商家。横倒しになったビル。
海岸線を監視しているカメラに映る津波。電気の消えた真っ暗な街。
真っ赤に燃える炎がその真っ暗な街を舐める様に広がっていく。
皆さまもテレビ報道で幾度も流れる惨状に息をのみ、心を痛めた事だと思うが
店主と女将もまた同じ思いでテレビ画面を見つめるしか出来なかったのであった…。
追い討ちを掛ける様に翌2日に起こった羽田空港の事故も影響して
お正月気分なんぞ粉々に吹き飛んでしまった、気持ちの重い新年のスタート。
この地震がまさかこの後、自分達に起こる出来事の伏線になるとは…。
全然、想像すらしてなかったのである。
能登半島大地震から3ヵ月が過ぎたとある日曜日のお昼前の事。
大家さんがひょっこり我が家を訪ねてきた。
この年の4月に借家の契約更新を迎える予定になっていたので、
店主はてっきり『その件の話だろう』と思っていたのである。
その2年前(2020年)に借家ながらも自費でリフォームした件は以前、記事にしたのだが
なんなら今回の契約更新では少し家賃を下げてもらおうか?と画策してたくらいなのであった。
だが、大家さんの話は店主の想像を遥かに超える内容であった。
『店主さん。実はこの借家を明渡しして欲しいので、契約更新はしない方向でお願いしたいと
思うんです。今日はその話をしに来ました』
……は? なぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!😨
ちょっと? なに言ってんだか、わかんない⁉️
今住んでいる借家の契約更新をしない理由を大家さんはこう説明した。
『1月に大きな地震が能登であったでしょう?。
あの後からね、自分が管理している物件をいろいろチェックしてたんだけど、
店主さんが住んでいるこの物件が1番古い上に構造的に能登で潰れた物件と共通点が多くて。
もし関東に大地震が来た場合、建物の倒壊等で店主さんと女将さんの命の保証が出来ないだけでなく、
周りの住宅に多大な被害を与える可能性も高くて。
そうなったら私としても損害を賄い切れない事態になってしまうんですよ。
転居に関わる費用とか補償金とかは、これからの話し合いになるんですけど…。
そこはこちらからのお願いだから精一杯やらせてもらうので、1年以内を目処に引越しすることを
考えていただきたく、こうして伺った次第なんです…。』
いやはや。大家さんからの思わぬ申し出に言葉が出ない店主…。
30分くらい話をしたのち、大家さんは引き上げていった。
すぐに事の内容を女将に伝え相談する。女将の表情がみるみる曇りはじめた。
『なんでよ? 好きにしていいって言うからお父ちゃんが一生懸命自分でリフォームしたのに。
これじゃ、リフォーム全くの無駄になっちゃうじゃないのさ⁉️ おかしくない⁉️』
女将の言い分は全く持っての正論である。店主も最初に思ったのはこの事であった。
『あと10年位は暮らせるように』と思ったからこそ、お金も手間も自分持ちで時間をかけて
リフォームしたのである。それがたった2年での退去通告。
『だったら、リフォームやる前にもっと早く言えよ💢』
これが当日の店主の率直な想いであった。
ただ一方では頭の中で大家さんの言っている退去の理由も分からないではなかった。
それは長年住んでの経験則と共に、リフォームで壁や床を剥がした際に見た建物の状態を
目視出来た事が大きく関係しているからである。
築年数47年の木材2階建て。元々は上下別々の1DKアパートとして建てられた物件。
なので、上下階の行き来は1度玄関を出て鉄製の急な外階段を使わなくてはならない。
屋根は瓦屋根。それも1枚が重い昔ながらの瓦なので屋根に重量が掛かっているのは、
素人でも容易に想像は付く。
それに対する建物は奥行きはあるが、幅は周りの新しい家と比べると狭くやや細身の形状。
奥行きがある側の1階西側には掃き出し窓が連続して2枚並ぶ構造なのだが、
ここの面だけ他3面に比べ柱はあるが壁の面積が少なく、耐震の観点から見ると
1番のウイークポイントになる可能性は高い。基礎もベタ基礎ではなく、昔ながらの基礎。
2011年3月の東日本大地震をこの物件は経験し、そして耐えている。損傷も無かった。
その後に関東で起きた幾つかの『震度5弱〜強』を経験するも問題は出なかった。
その事も大家さんに指摘したが、対して返された言葉は
『でも、次の地震で耐えられるという補償は全く無いんですよ。』
とのひと言であった。これもまた正論である。
店主はひとり頭を抱えてしまった。
これから先の見通しが全く立たなくなってしまったのである。どーすんベーよー😭
直ぐに転居補償の話し合いと並行して、新しい住居探しを開始するも
住居探しを開始して間もなく『厄介な壁』が現れた。それは
ペット可な賃貸物件が少ない『壁』
だったのである。今回の転居に於いて1番大きな『壁』であった…。
我が家には今年(2025年)10月で齢13年になるネコ🐈⬛の『レオ(♂)』がいる。
人間で言えば今年『68歳』のおっさんネコ🐈⬛。
店主と女将の実年齢をいつの間にか追い越してしまい、今や我が家のボスの地位を
不動のモノにしている子である。
転居先を探すに当たってこの子。いや『我が家のボス』と一緒に暮らす事が出来る物件が
なによりも重要な『最優先事項』である‼️
『間取り』も『住環境』も『買物のしやすさ』も当然重要なファクターなのだが、
この子と一緒に暮らせなければ何の意味もない。人間よりも『ネコ🐈⬛ファースト』。
店主と女将でその共通認識のもと、物件を探し始めたのであるが…
まーこれが見つからない事‼️
まず手始めに成田ニュータウンにある『UR公団住宅』の事務所を訪ねて申込をした。
ここは数百世帯が暮らす大きなニュータウンであるが、その中で1棟40世帯分だけ
ペット可の物件がある。現状その棟は満室だし、申込順紹介なので望みは限りなく薄いが
申込しなければ可能性は『0』。藁にもすがる想いでの申込であった。
次に足を向けたのは幾つかある不動産屋さんである。
お店に出向き条件に合う物件を紹介してもらい、内見に出向いた。
同時にインターネット💻での検索も繰り返す日々。
だが、『ペット可の物件』は幾つか出て来るものの条件がなかなか合わないのである。
部屋数がワンルームだったり、物件周辺の環境が合わなかったり、余りにも不便だったり…。
はたまた『ペット可の物件』って聞いて内見に出向いたのに行ってみたら、
オーナーさんの方針転換で『ペット不可』になっていたりした事もある。
『小型犬は良いけどネコ🐈⬛はダメ🙅』とか『鳴かない生き物だけOK』とかもう諸々。
大家さんから話を貰ってから物件探しを始めたのが3月中旬頃だが、賃貸物件が動くのは
人の移動が多い春と秋なので、『なんとか今年の夏頃までには物件を決めたい。』と思っていた店主
だが、探せど探せど物件は簡単には見つからない…。
転居先が決まらなければ補償交渉も具体的な話は進まない訳で。
こんな毎日がほぼほぼ2ヵ月続いたのである。なんとも疲れた2ヵ月であった…。
そんな折、5月も中旬を過ぎた頃。件の大家さんから連絡が…。
『ちょっと見てもらいたい物件があるんですけど、都合の良い日はいつ頃ですか?』
聞けば、今住んでいる借家から西に数キロ離れた成田ニュータウン内の地名を挙げた。
女将を伴い、大家さんに案内された場所は閑静な住宅地であった。
その中にある一戸建てを指差して『ここですよ🤗』とひと言。
えっ⁉️ 一戸建て‼️ マジで⁉️ 2人で思わず顔を見合わせる😲
物件探しを進める中で『一戸建ての物件』は除外してた店主。
理由は簡単で家賃が高くて払えないからであった。
築30年程度の物件でも最低月10万円。築浅だと更にプラス数万円。無理である…。
まだこの時点では家賃を聞かないまま、物件の中を見せてもらう。
驚いたのは木造ではなく『鉄筋コンクリート造り』の2階建て。築年数は約40年程度経っては
いるが、程度は悪くない。雑草が伸びてはいたが、庭そのものは広く近隣住宅との間隔も
広くてゆったりしている。日当たりは申し分なかった。
室内を覗いて見てまたびっくり‼️。部屋数は3LDKあり、エアコンも新しい年式で2台完備。
台所はL字に配置されたシステムキッチン。ガスコンロは埋込式で3口。その上にフード型換気扇。
流し台にはお湯も出る1ハンドル水栓。コレらを見た女将の目が『キラキラ🤩』している。
洗面所には洗濯機用スペースと専用水栓。低い浴槽は脚が伸ばせる上に自動お湯張り機能付き。
2階に通じる内階段。3部屋ある2階の南側には2部屋にまたがるバルコニー。
コレらは全て今の借家にはない装備ばかりである。
もちろん『ペット可』。レオも一緒に生活できる‼️🤗
文句の付けようがない物件。ただ、残る問題はただひとつ『家賃』だけである…。
その件を切り出した時、大家さんはこう言った。
『店主さんとはお付き合いも長いし、借家も綺麗に直して使ってくれたし、今回はこちらの
都合で退居して頂く事になった事情もあるので、利益は出ないが損もしないギリギリの家賃
でやらせてもらおうと思っています。この金額でどうですか?』
と提示された家賃は今の借家より金額は上がったものの、一戸建ての賃料としては
相場と比較しても『格安』と呼べる金額であった⁉️
帰宅後、女将と話し合った結果…
『もうこれ以上の条件で暮らせる場所はまず見つからないだろう。』との結論に達するのに
さほど時間は掛からなかった。
こうして1月の地震発生以来始まった『引越し狂騒曲』はこうしてエンディングを
迎えるに至ったのである。ホント、大変な半年でした。
引越しの件が落ち着いた6月の上旬…
別れゆく借家のリビングで店主がどうしてもやりたかった『飛行機棚前での宴会🥳』
を空港時代の先輩後輩をお呼びして賑々しく開催。
店主がリフォームしたリビングで最後の最後に開催できた宴会🥳は
夢がまたひとつ実現出来た喜びと同時に、20年あまり暮らした借家に対する
『惜別の辞』なのである。本当に長い間、お世話になりました。ありがとう😭。
怒涛の引越しを終えて暮らし始めた新居生活はすこぶる快適で‼️
ネコ🐈⬛の『レオ』は始めこそソワソワしていたが、今や我が物顔で部屋を徘徊する日々😅
彼も新居生活は快適なご様子。店主も女将もひと安心😮💨なのであった。
以上。引越し狂騒曲、一巻の終わりでございました。お粗末。