時は冬であった。
イエスは宮の中で、ソロモンの廊を歩いておられた。
新約聖書:ヨハネの福音書10章23節(新改訳版)
冬だった。
ヤソァ、神殿(おみや)の境内(おにわ)の丸柱(まるば「す」ら)の立「ぢ」並ぶソロモンの石廊下(い「し」ろうか)ァ歩って(ありって)やった。
ケセン語訳 新約聖書:ヨハネァたより10章22節後半より23節
そのころ、エルサレムで神殿奉献記念祭が行われた。冬であった。
新約聖書:ヨハネによる福音書:10章22節(シズコが今、教会で使ってる新共同訳聖書)
のっけからこの、三つの聖書の言葉を読んでくださったあなたさま(様)つけちゃった!)ご苦労・・・・
んにゃっ!
・・・・ありがとうございました。
これ、全部、ぜーんぶ、聖書の同じところの箇所(かしょ)で~す。
えーーーーーっ
て思わねっ?
訳が全部違ってっべ?
んだのよ~。
今日のディボーション(=日本語では霊想?自分で聖書を読んで、神様からのお言葉を聞く)時間の聖句が、今日は上の↑だったんだっけ。
今日は精神科で待ち時間に読んでだっけの。お陰様で今日も無事行けました。
んで、帰宅して、昼ご飯食べて、ぼーっと録画しったっけビデオ観ったっけのな。
したっけ(=そしたら)いきなり私のPHSがチャリラーン!
と鳴ったの。
友達のAさんからだっけ。
したら「今教育テレビに山浦先生出てるよ~」とメールが来たの。「ええっ!」
ってたまげで(=びっくりして)わらわら(=急いで)
教育テレビをつけました。したらこういう番組しったっけのよ。以下読んで~ん。
「こころの時代~ケセン語で読む聖書」
出演:医師 山浦 玄嗣 ききて:川野 一宇アナウンサー
岩手県大船渡市の医師・山浦玄嗣さんは、幼いころから親しんできた聖書を、ふるさと気仙地方の方言「ケセン語」に翻訳した。文法や発音の法則など、方言を言語学的に分析し、聖書が書かれたギリシャ語を学んだ上での労作だった。
生活の中の言葉、腹に落ちる表現で聖書を読み解く山浦さんのケセン語訳聖書の世界を味わう。
ま、これ
は後からパソコンで調べだんだげっどさ。
私は山浦玄嗣先生のケセン語聖書の大ファン。
それまで正直、教会というところに通ってて、口語訳聖書&新共同訳聖書読んで思ってたんだけど、私のイエスさまの印象は、どーもよくないっ!
「イエスさまの口調は、どーみたって講壇から説教垂れてる大学教授(しかもイメージは痩せている)!・・・
・・・どこが友達だっ!どこが大工なんだっ!?」と、心ん中でぶつぶつ言ってた。
山浦先生は・・・ちょっとだけ・・・私と同じことを考えておられたみたい。
私が清水の舞台からバンジ―ジャンプ
して大枚5600円(税別+山浦先生自らのケセン語聖書音読CD付)で買ったケセン語の新約聖書の4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)のうちの「ヨハネァたより」のCDケースを開くと、次のように書いてある。
もし、聖パウロがケセンにやって来ていたら、かれはきっと必死でわれわれケセン人のすべてを学び、あらゆる努力を払ってケセン人になりきって、ケセン語で福音を述べ伝えたことでしょう。
うーん。良い言葉じゃあ~!(坂本龍馬風
)
ホントにそう思うもんね。私にとって山形弁で「父ちゃ~ん」って祈るのが一番良いように、そこの土地の言葉でしゃべってもらう方が一番良いに決まってる。今日の山浦先生は番組の中で、こんなことを仰ってたのが特に印象的だった。(午後3時の放送の途中から観たから、よっくわがんねどごは、ごめんしてねん。最初のお話はメールで教えてくれたAさんから聞いたのもありまっしゅ
)
「空の鳥を見なさい」と聖書にありますが、鳥といったらケセンではニワトリのことです。ニワトリは空飛ばないじゃないですか?それに、鳥って言ったって、ちゃんと名前があるでしょう?だから私は「空のカラスを見ろ」という風に訳しました。実際福音書の中ではちゃんと「カラス」と書いてあるところがあるんですよ」
「だいたい愛って何かってギリシア語では『アガパオ』。愛ってケセンじゃ使わない。じゃ、何と訳すか?これ、キリシタンの言葉にあったんですね。『ご大切』って言葉が。『ご大切』これはケセン語で『大事(でーじ)にする』って言うんですよ。これだとしっくりくる。」
「汝(なんじ)の敵を愛せって聖書には書いてありますけどね、敵って憎い人でしょ?憎い人を愛するなんて無理!でも、『ご大切』『大事(でーじ)にする』、なら、私にもできる。これがわかって、すごく・・・・聖書を読むのが楽になりましたね。私だって憎い人いますもん。(シズコ個人的に大爆笑
&同感!
)」
「何故、聖書をケセン語に訳したかって・・・後で思ったんですけど、これは自分のため・・・際限なく自分の心を覗き込む。自分も覗いたことが無い、奥底の自分を見ていく。そうすると、何か光るものがあるんですよ。自分も行ったことの無い闇だから、真っ暗なんだけど光がある。そうすると、聖書が言わんとしていることがわかってくる・・・聖書は自分の言葉で読まないと心の底に届かないですね。自分に神さまから与えられた言葉で・・・。」
3時半からのあっという間の30分だったけど、(多分)初めて動画?で拝見した山浦玄嗣先生の身振り手振りを入れながらの、素晴らしい番組でした。そして何より、この山浦先生の満面の笑顔が良いのよね~。でしょでしょ?
放送してくれたNHKさん、教えてくれたAさん、ほんとにありがどさまでした。
と、今日はブログの内容が全く変わってしまったが、すんごぐ!よかったです。
山形は今日は寒いよ~。
風邪(かじぇ)ひがねでな~!
シズコ付け足し
ケセン語の「ヨハネァたより」の中に私が「」でくくった言葉「す」と「し」がありますが、これは「ヨハネァたより」の原書では日本語ではなく!
先生自ら創られた、ケセン文字で書いてあるからです。これはシズコのパソコンでは書けまっしぇん
だから、カッコ「」にさせて頂きました。
「ヨハネァたより」我が家にあります。もし、読んでみたい。聴いてみったい。。。て言うひとは、シズコまでご連絡ください。
CD聴いてるだげでも、すんごぐおもしゃいよ~!