「しいちゃん」
私の呼びかけに、ふとんの中の妹はにっこりします。でも、「ハイ。」の返事は返ってきません。
妹は3年前、○○の国立病院から帰ってきて、晴れてわが家の一員となりました。
7才になる妹は、生まれたときから内臓が弱いうえに高熱を出し、そのために目も見えず、しゃべることも、座ることもできません。でも天気の良い日などは、母にかかえられて、乳母車で外に出ます。すると陽の光を感じてか、しい . . . 本文を読む
『1の2』の詩
独りぼっちの人間は弱い
だから ついなまけたり
楽をしようとする
何かあるたびに
「しっかり勉強しよう」
「今度こそは」
「心を入れかえてがんばろう」と思う
しかし いつだって
その気持ちはくじけてしまう . . . 本文を読む