実体験に裏打ちされていない言葉は空疎である 2018年06月18日 | 臨床心理 神田橋條治 先生のことばより 対話の場の主役はコトバだが、内省の場の主役はイメージである。コトバやイメージは、一見したところ、ヒトのこころに対して強い支配力をもっているように見えるが、じつは、その力の源泉は実体験の情報の確かさである。実体験に裏打ちされていない言葉は空疎である。実体験が薄い時はイメージも淡い。人の生を支える力をもちえない。言いかえると、コトバは、実体験や実体験に由来するイメージの「目次」であるにすぎない。 . . . 本文を読む