教育と臨床心理のおもちゃ箱

歳を重ねるとは経験知が増える。知が統合し、また新たな知恵となる。教育と臨床心理を軸に思いを伝えたい。

茶の湯の神髄

2015年11月02日 | 中学校掲示用
茶の湯の神髄は茶事の中にある       (小西宗和著「茶の湯入門」より引用)   一服のお茶を心を込めて点て、お客様においしく飲んでいただく。  お客様も亭主の心入れに感謝をする。  それが茶の湯のもっとも大切な心得である。    茶道の決まりごとは400年以上かけて培われてきた合理性である。  例えば、茶碗の正面を向けてお客様にお出しするのは、  いちばん美しいところを見せるためだし、  茶 . . . 本文を読む

詩を味わうこと

2015年11月02日 | 中学校掲示用
詩を味わうこと  無駄や余分を排除して合理化してしまうと 確かに効率的かもしれませんが どうしても、ものの考え方や人間関係が味気なくなります。 人間はすべったり転んだり悩み苦しみながら 時には無駄なことも経験して生きていく。 そこに深みや味わいが出るのではないでしょうか。 時代を越えて今も残る名詩には 人々の胸を打つ言葉の力や詩情が満ち溢れています。 今の人たちに足りないのは心の余裕でしょう。 . . . 本文を読む

落ち葉

2015年10月22日 | 中学校掲示用
朝 校門前を掃く。 春は満開の桜が生徒を迎えるのだが 掃いても 掃いても落葉が溜まる。 毎日が自然との闘いだ。 自然の美しさと 掃き清められた美しさ どちらが真の美しさなのか。 そんなことを考えながらも 吹き溜まりの落ち葉が目に入ると 条件反射のように 竹箒を取りにいく自分がいる。 他の誰かが 清々しさを感じてくれたら なおさら嬉しさが増すだろう。 掃除は自分の心を清らかにする。 . . . 本文を読む

あいさつ

2015年10月21日 | 中学校掲示用
「おはようございます」と声かけて 元気よくあいさつが返ってくると とても うれしくなる。 こちらが気づいてない時に 「こんにちは」とあいさつされて ふり向いた向こうに笑顔が並ぶ。 こんなときは じわっとうれしくなる。 横断歩道で赤信号を待っていたら 道を隔てた側の歩道を 女生徒が3人下校してきた。 青信号で私が歩き出すと 揃った元気な「さようなら」が 道路を越えて飛んできた。 校外の会議で疲 . . . 本文を読む

プライド

2015年10月21日 | 中学校掲示用
夕暮れの街角 数メートルの幅しかない道路の信号が 青の点滅になった。 そのとたん、走るのをやめ、 足踏みをしてじっと待つ部活動の中学生。 そんな生真面目な姿を とても微笑ましく思った。 市の大会。 開会式前のまだ誰もいないフィールドに 無言で「前に倣え」をして整列し 腰を下ろして待つ選手たち。 「5分前!」の放送があって ぞろぞろと列をなす他の学校の選手たち 厳格なほどマナーを大切にするチーム . . . 本文を読む

「あたりまえ」の基準

2015年10月21日 | 中学校掲示用
「あたりまえ」の基準は 属する集団によって異なる。 水が低いところに集まるように 人の意識も易きに流されがちである。 しかし、低いところに澱んでいても 自分を輝かせることはできない。 高いところから流れ落ちる水は しぶきを上げ 透明な光を放つ。 水は高さのエネルギーで流れ出すのだ。 この世に生を受けた以上 精一杯光を放ち いのちを輝かせよう。 高く跳び上がるためには しっかりした土台が必要 . . . 本文を読む

4月の先生

2015年10月21日 | 中学校掲示用
4月の先生は厳しいぞ あたりまえのことが あたりまえに できるようにするために 中学生としてのプライドを 身につけさせようと 心を鬼にして 目をカッと見開いて みんなを見ているぞ 先生に言われる前に 自分で気づく 一歩先を進もう 気づかない友がいたら ちょっとサインを送ってやろう ”わたし”のプライドのために . . . 本文を読む

人は見られて成長する

2015年10月19日 | 中学校掲示用
人前で何かをするのは 誰だって恥ずかしいんだ。 でも、人は見られて成長する。 ふるえる緊張の中でこそ 君の一挙手一投足が磨かれていく。 上手くなりたかったら 堂々と真ん中でやれ。 下手だからと隅に隠れず 自ら進んで人前に出ることだ。 人の目が、 君をたくましく 磨き上げてくれるのだ。 人に見られるから美しくなる。 . . . 本文を読む

清掃

2015年10月19日 | 中学校掲示用
清掃 掃除は自然と人間との闘い 毎朝箒を手にして挑んでも 次の日はまた同じ 繰り返しである。 だが、歩道に掃き目が残るとき 清々しさを感じる きれいになったと感じるのは 清められた場にいた経験があるから 掃き溜めた枯葉を手で掬うと かさかさと乾いた音を立てる 夏の終わり 箒が掃った枯葉の下で 翅半分になった油蝉が転がっていた 枯葉も虫も役を終え 再び土へと還っていくのだ 掃除は生命の謎を . . . 本文を読む

ちょボラのすすめ

2015年10月19日 | 中学校掲示用
ちょボラのすすめ ボランティアとは 自らすすんで行動すること 人から言われてするのではなく その自発性がいのちである 人から指図されるのが嫌な私は そのくらい オレがやってやるさと 横着なくらいの気持ちで動く 人がしないことをやってやるんだ 誰からも気づかれなくても やることに意味がある 他人から喜ばれて 結局 自分の心が 一番嬉しがる ボランティアって  自分のためにすることなんだ ちょっとだ . . . 本文を読む