行ってきました!! 障害基礎年金の申請のための診断を受けに・・・
13年ぶりに行った病院は場所も変わり、とても綺麗になっていました。
初めて門をくぐったときは 涙が止まりませんでした(´;ω;`)
初めて門をくぐってから20年です。
歩行訓練が終わると、言語訓練が始まったわけですが、次から次へとやって来る子どもたちのためにここでの訓練は小学校が始まると打ち切られます。
ただ・・・ちょっと無理言って小学1年生の間までは診ていただいてました。
他でも訓練を続けているだいちゃんですが、ここでの訓練が続いていたらもう少しお話が上手に出来たんかな?なんて・・・
で、今日、先生に診断書を書いてもらうために久しぶりに門をくぐったわけです。
若い先生でした。
だいちゃんは、先生の質問に・・・上手く答えられませんでした(^^ゞ
答えられないだいちゃんも だいちゃんなので いいのですが・・・分かることも答えられていませんでした(^^ゞ
医師「どうですか?お母さん・・・いつもだとわかりますか?」
母 「いや・・・いつもわかりません」
だいちゃんできることいっぱいです。
でも・・・例えば・・・買い物一つを例にしてみると
買い物はできます。
最近ではちょいちょい通勤途中にコンビニで買い物をしているようですが、例えば・・・298円の品物に298円を出すことは出来ます(時間はかかりますが)
面倒なので、500円出したり1000円出したりすることが多いです。
300円を出せばいい という、概念はないです。
いかにお釣りを少なくもらうかという知識はありません。(例えば、1000円と8円出してみたり、98円出してみたり・・・ということです)
普通20歳ともなれば 出来て当たり前です。
そこを踏まえて 買い物ができるか・・・ということになると思います。
過大評価をしていると見落としてしまうことがたくさんあります。
バスに乗れるかどうかを例えると・・・
バスにも乗れます。
乗り換えも一人でできます。
乗り過ごしてもなんとか、元に戻れます。
でも、例えば・・・あるはずのハレカ(バスカード)にお金が入ってなかったり、お金が足らなかったりした時にはどうでしょうか・・・
乗る前に ハレカのお金をチェックして 『これだけ足りないナ』 と自分で考え、足らずを現金で払う・・・
そんなことは、今のだいちゃんには まだ出来ません。
そこも出来て、初めてバスに乗れる
と言えるんです。
全てにおいて、 困ったときに どう自分で対処できるか?
ということを考えると、まだまだできないことだらけなんです。
時間にしても
時計は読めます。
時間を見て行動します。
でも、5分でどのくらいのことができるか?
後どのくらい・・・という感覚が わかりません。
そういうことなんです。
そうして考えると、私が記入する書類なんて、たくさん書けます。
先生との話でも 出来るけれどもそういうことになると出来ない・・・と伝えればいいので、大して問題ないです。
きっと望んでいるものが頂けると思っています。
ただ・・・これまた少し時間がかかるようです(´Д`;)
その間、まだ他にも揃えないといけない書類があるので揃えておきたいと思います。
なぜ・・・障害基礎年金を受け取りたいか・・・
ということですが、
そうですね・・・
今、だいちゃんがもらっている工賃だと、とても食べては行かれません。
1週間分もないかなぁ~
音楽だってできません。
今は、私もお父さんも元気で、だいちゃんが稼ごうが稼がなかろうが、困りません。
でも・・・確実に、私たちは老いていきます。
だいちゃんもお母さんもヨレヨレになりながら暮らす日がきます。
働けないお母さんと働けなくなっただいちゃんが暮らすには無理があります。
ニュースで 障がいを持った子と親が餓死してしまったということが、よく出ます。
年金さえあれば生きていけたかもしれません。(年金があれば太ることはできなくても死ぬことはないのかなぁ~)
私に働ける元気があったとしても、だいちゃんを看なくてはならないため働けなかったりすることも考えられます。
それは、私でなくてもFちゃんがだいちゃんと過ごすにしても同じことです。(Fちゃんに期待はしていませんが・・・)
このニュースを聞くたびに他人事ではないと胸が痛くなります
今は親も本人も元気でなんら問題はありませんが 先のことを考えると ここはきちんと考えておかないといけないことなのです。
身体のつくりが違うダウン症の子は やっぱり少し、ほかの障がいの子どもより老いが早くくると思います。
きっと、今がピークなんだと思います。
できないことを並べ立てる苦しさはありましたが、ぐっとこらえて 申請書類や医師との問診に気合入れました。
これから、また審査が下りるまで時間がかかるようです。
医師との問診が終わり、またここに来るのは何年後か・・・それとももう来ることがないか・・・
ということで、13年前にお世話になった言語療法士さんを訪ねてみました。
13年ですから、もう居られないかなぁ~
居られたにしても、その他大勢の私たちですから覚えていて下さっているかどうか・・・
療法士さんは居られ、覚えてくださっていました(*´∀`*)
しかも、その当時のことも・・・
13年前と変わらない療法士さんと、昔話や今のだいちゃんについての話で盛り上がりました♪
当時、何事にも必死だったお母さんは どううつっていたでしょうか
また、気がちょっぴり(かなり?)抜けた今のお母さんはどううつったでしょうか( ̄∀ ̄)
ひとりで生きていくための何かができることに超したことはないかもしれませんが、何かができなくても住みやすい社会だといいなぁ~と今は思います。
ただ・・・やっぱり少数派のだいちゃんたちは好奇の目で見られることが多いです。
たくさんの人達と触れ合う中でそれぞれが『みんなちがってみんないい』になって欲しいなぁ~って思う今の私がいます(*´∀`*)
年金申請にあたってまた色々考える機会をいただきました。