二項関係
動と静、生じることと滅すすること、有と無、これらは二項関係にあるといわれていますが、それに関する記事や解説をいくつか選んでみました。
二項対立 dichotomy
二項対立(にこうたいりつとは論理学用語の一つ。二つの概念が存在しており、それらが互いに矛盾や対立をしているような様のことを言う。元々は一つの概念であったものを二分することにより、それを矛盾や対立をする関係へと持っていくことを二項対立と言うこともある。
二項対立(WIKI)
対概念(ついがいねん)
互いに対照的な要素を持ち、一方が言及される場合には自ずと他方の存在が前提されている、といった関係の概念。対をなす二つ一組の概念。
(実用日本語表現辞典)
反対概念
論理学で、同一の類概念に属する概念のうち、その内包上最も対立度ないし差異の大きな概念。例えば、白と黒の関係。両者の間に灰色という中間の概念が介在する点が矛盾概念と異なる。
*内包とはある概念がもつ共通な性質のことを指し、外延は具体的にどんなものがあるかを指すもの。 これらは互いに対義語の関係をもちます。
(デジタル大辞泉)
対義語•反対語
対義語・反対語・反意語・反義語とは、意味の上で互いに反対の関係にある語をいう。「善」⇔「悪」のように全く反対の概念を表す語を反対語、「右」⇔「左」のように、組になる語を対義語と区別することもある。
(対義語•反対語辞典)
対概念のイメージ
相補性
相補性とは、光や電子の粒子性と波動性や、古典論における因果的な運動の記述と量子論における確率的な運動の記述のように、互いに排他的な性質を統合する認識論的な性質であり、排他的な性質が相互に補うことで初めて系の完全な記述が得られるという考えのことである。
相補関係
複数の人や物事が、互いに相手を非常に重視する関係にあること 。緊密な関係、2つで1つ、一心同体、相補的な関係、相補的関係、互いを補い合う関係、2人で1セット等
(Weblio類語辞書)
表裏一体
相反する二つのものが大もとでは一つであること。また、二つのものの関係が密接で切り離せないこと。
表裏一体とは、「密接に結びついていて決して切り離せないこと」を意味します。 コインの表と裏は本来別々の面であっても、決して切り離すことはできないことから、二つのものが密接に結びついた関係にあるなら、それは一つであるという考えのもと用いられる言葉です。
表裏一体の類義語・対義語 類義語には、決して分けられないという意味の「不可分」などが挙げられます。また「陰と陽」などの考えかたも表裏一体と同じだといえます。
また対義語には「二律背反」が挙げられます。互いに矛盾し、決して交わらない二つのことを指す言葉です。
(表裏一体
ほか) 関係とはなかなかに難しいものですが、なんのことはない、人間が表裏一体そのものです。
画 ルネ•マグリット