現在は、でも、ただのコンクリを打っているのが、圧倒的多数というか、厩舎全てじゃないかとは思います。ヒマとお金があれば、その上から透水性コンクリを打つのもいいかと思うんですが、むしろそれならいっそ防水塗料を塗っちゃった方がすっきりしそうですよね。NTCはそっちを採用してます。ついでに防滑もやってほしかったんですが・・・・。
防滑の方法は、最初から防滑塗料を塗る方法と、防水塗料に防滑剤を混ぜ込む方法があるようです。
防滑塗料で強度がかなりありそうなのはこちら。こういうの、馬運車の床面にも塗っていただきたい・・・・・。ゴムなんかより、はるかに安全になるはずなんだけどなあ。そうじゃなければ、防水塗料にこういうの
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を混ぜて施工するとか。
防滑については、前回動画をご紹介した「COWHAPPY」さんによると、防滑剤を塗料に混ぜると、蹄がすり減っちゃってよろしくない、という話もあるようですが、蹄の強度が落ちるのは、むしろ白癬菌症のせいだから。何回も言いますが、蹄病の原因の大半は白癬菌感染・つまり爪水虫が蔓延しているせいで、それは削蹄道具を消毒しない事・削蹄前後に徹底して蹄を洗浄消毒していない事が悪い。環境の問題は、悪化要因にはなるけど、原因とは言えない。悪化要因といえば、床が真っ平なのもよくないと思う。接地面が特に牛の場合、畜舎暮らしだけだとずう~~~~~っと同じ床の上で暮らすわけで、踏む感じが100%同じというのはどうかと思うのね。
透水にせよ、防水にせよ、床構造で厩舎の「臭い問題」が解決できるわけじゃないです。これには、別の方向から考えなくちゃならなくて、これが結構大変。というのも、床の管理=サシバエ問題=堆肥問題と絡んでくるから。敷料の選択も込々ですけども。
床ってなにかというと、ゴムを敷いて、となりがちですけど、やめた方がいいと思います。その下でサシバエが大繁殖する可能性も十分あるし、ゴムの下は全然湿気が取れないから衛生上も問題があるし、ゴムごと滑ったらシャレにならない。学生の頃、畜舎に敷いたゴムの上で牛がしょっちゅう滑っていて、こんなのなんの役に立つんだと思ってたんですけどね。