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Blog☆HiloⅡ

村木厚子さん:読売新聞の朝刊「語る」

トップの写真は読売新聞の朝刊「語る」から。
厚生労働次官として活躍された村木さんのインタビュー記事です。
村木さんといえば厚労省時代に郵便不正事件に関連する容疑をかけられて逮捕されたことで一躍時の人となりましたが,もう10年以上前のことになるんですね。
翌年には無罪が確定して,現在は津田塾大の客員教授をされているそうです。
さてこの方1978年に労働省に入省し,男社会の中で苦労して次官まで上り詰めた経歴を持ちます。
女性活躍推進に向けて雇用均等政策課長としても活躍されました。
自身も子供を育てながら共働きを続けてきたそうです。
当然「女性活躍」のエキスパートです。
ちょうどそのころ,第二次安倍内閣も「女性活躍」を政策の目玉として掲げました。
しかし安倍さんの狙いは少子化,高齢化,人口減が進む中での社会保障費の急速な増大に対応するために「女性活躍」という名目で新たな労働力の確保を行おうとしたに過ぎないのです。
『女性活躍』という名目で女性をだまして労働力にしたということ。
騙される方も悪いのだけど。
彼女はそのことを,安倍首相の「政治信条ではなく,必要に迫られて掲げた『女性活躍』だったと」語っています。
安倍さんがこれら4つの大きな課題を整理することなく『女性活躍』に取り組んだことは誤った政策です。
すべてが関連する課題であり,いずれも解決策がつかめていない現状をどうするのか。
それがこのコラムで触れていないこと,そして,会社や役所で働くことが「女性活躍」のように見えてしまうことが残念です。
地域で活動することだって「女性活躍」なのに。
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