第1部が発表されたのが1982年。
執筆35年の自伝的小説と紹介されているとおり,松坂熊吾の一人息子である「伸仁」を著者と重ねている。
第1部はまさに彼が生まれた年の昭和22年から始まっている。
今回読んだ第8部は,「伸仁」が高校生になり,東京オリンピックを挟んだ時代を描いている。
時代はもはや戦後ではないと言われた1956年から8年が経過している高度成長期。
松坂熊吾は新たな時代に向けて事業を展開するが会社は思うように軌道に乗らない。
なんだか少し寂しい結びの第8部である。
さて,次作の完結編となる第9部はどのような展開となるのか。
出版が待ち遠しいところだ。
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