カバーの裏には
「郷土を渡すな。敵を残らず殺せ!」だぶだぶの軍服の袖口を折った十四歳の真一の胸は、緊張感と誇らかな感情に満ちていた。陸軍二等兵としてついに祖国の防衛戦に参加し、国に殉ずる時がきた―。太平洋戦争末期の沖縄を舞台に、召集された中学生の目を通して、戦場のすさまじい実相を描いた長篇小説。」
と記載されています。
一人の少年の終戦までの体験を綴った作品です。
終戦後も沖縄はアメリカに接収され,1972年になってやっと日本に返還されました。
しかし,沖縄の人々にとっては現在に至っても戦争が完全には終わっていない現状があります。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設計画が暗礁に乗り上げ,県民の思いは全く政府に届いていません。
一日も早く基地を県外や国外に分散移転させるよう米国と協議を行っていただきたい。
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