80mB、つまり3.5MHzの1/4波長は『20m』もある。それを90%も短縮した『コイルのおばけ』みたいな『HFJ-350M』で『真剣に遊んでいる』。最初は『こんなアンテナで飛ぶわけない』と決めつけて、買ったものの1年以上『ほったらかし』にしていた。
【写真:コイルのおばけでも、国内全域とHL(韓国)までは飛んでいた】
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◆まぁ、相手局のアンテナに助けられているのだが・・・。
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サイクルボトム期、かつ冬場は『低い周波数』がよく飛ぶ。
夕方、日の暮れ時は『160mB』にも出没しているのだが、
これも、予想以上に飛んでいて、
正直なところ『びっくりしている』ところだ。
普段は、7MHzの国内向けに『1W』に出力を絞って運用しているのだが、
これも、意外と『よく飛んでくれている』。
この1年間、運用の95%をFT8が占め、
さらに、95%の運用が『1W』の『QRP』である。
それも、物置小屋に、ちょこんと貼り付けたマグネット基台に、
40CLという型番のモービルホイップ。
これで、JCC-500が完成した。
海外向けの周波数では、MAX-POWERを出しているが、
狭小住宅のスキマから小設備の『ショボイ電波』が、
いちおう六大陸州まで届き、
やっぱり、地道にやっていけばDXCCの仲間入りも夢じゃないな、と実感。
デジタルモードを代表するFT8をやっているが、
やっていない人から『PCに自動交信させて何が楽しい?』と聞かれる。
まぁ、楽しさといえば『相手局からリターンが返ってきたときに、
アドレナリンが出ることかなぁ』くらいしか答えられない。
だが、である。
サイクルボトム期にDXをやろうとしたら、
従来のCWでもEUやUSAまで、我が電波が届くのか・・・。
FT8で返ってくるレポートを見る限り『CWでも無理やな』だ。
ある意味『仕方なくやっている面』もあるのだ。
どうあれ、『JF3TBM』という信号が乗った電波が海の向こうに届いている。
サイクルボトム期の電離層は『電子密度が荒い』のだから、
そのザルみたいな電離層に少しでも反射してくれれば、
いちおうは『ショボイ電波も跳ね返して伝搬させるパスは開けた』ということになる。
相手に電波が届き、リターンがあって交信成立する:パスが開いている。
これは、まぎれもない『事実』である。
ハイパワー競争も激化しているのを実感するが、
DXに生涯をかけて楽しんでいる局からすれば、
このコンディションなら『パワーを突っ込まないとしゃあないがな』だ。
だから、私はパワー競争に『一定の理解をしている』つもりだ。
かといって、国内で遊ぶ程度なら、大してパワーもいらない。
めちゃくちゃな思考だが『50Wでアメリカまで届くなら国内なら1Wで十分やろ』と感じる。
実際に、私の友人が8J1RL、つまり南極・昭和基地局と、
10WのIC-705&モービルホイップで交信を成立させているのだ。
それも、14MHz帯とかじゃなく『7MHz帯』でできたというのだから仰天した。
・パワーが入れられるなら、入れればいい
・パワーが入れられないなら、それなりの『遊び方』をすればいい
私が常々思っているのは『自分なりの遊び方を確立させること』だ。
かといって、他人から与えられたモノだけで満足するのではなく、
少しヒントをもらって、自分なりに創造力を働かせて、
なおかつ『進化していくこと』じゃないだろうか。
・進化が止まったヤツは、過去の栄光にすがる
・進化し続けているヤツは、過去を笑う
まぁ、後期高齢者のOMさんあたりに『進化』を求めたりしても仕方がない。
でも、意欲のあるOMさんは、80歳を過ぎても『進化』されている。
よく、ケータイショップで夫婦で訪れて店員に文句を言っている人は、
パっと見ぃだが『70歳代の高齢夫婦』のご主人さんだ。
私事だが、妻が『スマホに変えた』。
ついこの間まで『3Gのガラケー』を使っていたのだが、
auが『今年3月末で、3Gを停止するから早く4Gか5Gに変えろ』と、
再々、DMが届いていたので『めんどくさいなぁ』とブツクサ言いながらも、
やっと、スマホを持つという『電話会社に嵌められてきた』と帰ってきた。
妻いはく『今まで70歳代のジジババに「未だにガラケー」』と、
散々バカにされてきたので『スマホに変えてきたった』という。
私は、てっきりガラホで着地すると思っていたのだが、
タブレット端末を一回り小さくしたような、
子供用の『ゲタ』みたいなスマホを持って得意がっている。
もう、基本操作は『1日で覚えた』という。
ケータイショップの姉ちゃんは『50~60歳代の方はスマホ現役ですよ』と、
半ば『そそのかした』ようなのだが、
妻は『自分が使う機能』を決めているので『こんなもんは体裁やん』と笑う。
高齢者はスマホを持っているだけで嬉しいのだろう、と妻が笑い飛ばした。
これで、ジジババにバカにされずに済むと嬉しがっている。
まぁ、妻は『スマホ食わず嫌い』だっただけで、
私が、つい1年前まで『FT8食わず嫌いだった』のを思い出す。
大事なのは『自分に何が必要で、何が不要か』の見極めだろう。
そして、手にした新しいグッズを『どのように活用するか』を、
自分の頭で考えて、行動すること。
やはりトレンドには、トレンドになるだけの『理由がある』のを実感した。
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