2017/10/19 奈良市の天平文化、興福寺、新薬師寺、白毫寺を訪ねる。
『尾張文化の会』のメンバー37名と奈良の興福寺、新薬師寺、白毫寺を訪れた。(No393)
今回は勝川IC→亀山IC経由天理IC→(食事)→興福寺→新薬師寺→白毫寺→天理IC→亀山IC経由伊勢湾岸から名古屋南JCT経由勝川ICの行程です。伊勢湾岸自動車道への迂回は弥富近辺の渋滞距離が変わらないので迂回したので、予定時間に帰着できた。
◆興福寺(こうふくじ)法相宗
天智8年(669)藤原鎌足が重い病気を患った時に、夫人(鏡女王)が夫の回復を祈願して、釈迦三尊、四天王などの諸仏を安置するために造営したものと伝えら、藤原氏の氏寺として繁栄した。
○興福寺国宝館
現在、耐震工事中です。リニュアルオープンは2018/1/1の予定です。
国宝特別公開2017阿修羅―天平乾漆群像展(2017/9/15から11/19)は仮講堂で中心に阿弥陀如来坐像に八部衆像、十大弟子像、金剛力士像、梵天・帝釈天像、華原磬と20駆が天平の至宝群像が醸し出す濃密な空間を体感できます。
○東金堂(国宝)
神亀3年(726)聖武天皇の設立、応永22年(1415)再建される。
東金堂 東金堂と五重塔
○北円堂(国宝)
養老5年(721)に藤原不比等が使者の苦を除く冥福を祈るため創建、仁治元年(1240)に再建された。
北円堂
○南円堂(国重文)
弘仁4年(813)に藤原冬嗣が父(内麻呂)の霊を祈るため創建、寛政元年(1789)に再建。西国三十三所第九番札所である。
南円堂
○五重塔(国宝)
天平2年(730)に創建。
五重塔
○三重塔(国宝)
康治2年(1143)に崇徳天皇の中宮が創建。治承4年(1180)に再建されました。
三重塔
○額塚
南大門に掛かっていた山号の扁額を埋葬した塚と云う。
額塚
◆新薬師寺(しんやくしじ)華厳宗
天平19年(747)聖武天皇の病気平癒を祈願して、光明皇后によって創建された。
本尊は薬師如来坐像(国宝)です。十二神将立像(11躯国宝で辰を除く)
東門(重文) 南門(重文)
本堂(国宝)
香薬師堂
地蔵堂(重文)
石仏群前の塀
新薬師寺の南門前を山の辺道が通る
◆白毫寺(びゃくごうじ)真言律宗
天智天皇の第七志貴皇子の離宮であり、霊亀元年(715)志貴皇子の没後、その地を寺としたのに始まると伝えられ、鎌倉時代に再興されました。
境内からは奈良市内の県庁、興福寺五重塔、東大寺大仏殿が観えました。
宝蔵には閻魔王坐像、司命、司録など八駆が重文であり目前でお目にかかれます。
参道
本堂(市文化財) 宝蔵(写真なし)
御影堂
万葉歌碑 巻2231
「高円の野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人なしに」 笠 金村
境内からは奈良市内を観えました。
以上