主審のひとりごと

音楽(AOR,FUSION,Blues,etc)、黒白猫の「おせろ」ギター、DAW、バス釣り、ぐるめ、サッカーなど

◆今日の通勤CD [High Crime/Al Jarreau]

2005年01月18日 | CDレビュー(AOR編)
またまた、アルジャロウです。
このアルバムは通産8作目にあたり引続き4作連続でジェイ・グレイドンのプロデュースです。ただ、時代的背景なのか?前作のPOPの発展系なのか?サウンドに大きな変化が見られます。いわゆる打ち込みサウンドでパワーハウス系のスッタンドッタンのドラムです。(個人的にはこれはいまいち好きになれないのです。)この時代になると、HITチャートはシーケンサーを使った打ち込みサウンドが多用され、ジェイ・グレイドンも打ち込みを始めるというわけです。このサウンドのおかげで僕はこの時代の音楽を聞かなくなるのだ。。というかHITチャートに興味をもたなくなってしまうのだ。
このアルバムは世の中でもオーバープロデュースの作品という評価が多い。オーバープロデュースの定義がよくわからないのだが・・(笑) まあ、結果的にはこのアルバムを最後にジェイはアルのプロデューサーを降りるかたちになっちゃったのかな?残念だよね。次作で元の路線にもどしゃいいのに。リベンジのチャンスを与えてやってくれよ!(笑) HITした3枚の功績も評価してあげないとね。まあ、このアルバムも最新の音にチャレンジしたということはある意味評価できるんだけど、ちょっと時代が早すぎたような感じを個人的に持ってます。発売当初はガッカリした記憶がありますが、今聞いて見るとそうでもないよね、1.Raging Waters なんて某久保田利伸がもろパクって(流星のサドルだったかな?)HITしてたしね。(笑) ただ、この曲でのグレイドンのギターは音がめちゃめちゃかっこいいですよ。ちょうどAirplayやセッション時代の音から最近の音への変化の時期だと思います。アルバム自体は賛否両論ですが、この時期のアルのライブはメンバーも最高で素晴らしいです。ライブ・イン・ロンドンは有名ですね。さて、絶対忘れちゃいけないのが名曲 5.After All このアルバム唯一の心のよりどころちゅうか、オアシスちゅうか、とにかく最高!!この1曲のためにアルバムを買った人も結構いるんでないの?(笑) 僚友デビッド・フォスターの参加とジェイの美しいハモリのギターが満喫できますよ。

1.Raging Waters
2.Imagination
3.Murphy's Law
4.Tell Me
5.After All
6.High Crime
7.Let's Pretend
8.Sticky Wicket
9.Love Speaks Louder Than Words
10.Fallin'

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2 コメント

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a.kitamura@nifty.com (北さん)
2005-01-18 16:23:40
>主審さん

初めまして、TB&コメントありがとうございました。



そうかー、このアルバムが賛否両論だったのはそういう訳なんですね、勉強になりましたありがとうございます。

Raging Waterのギターソロはかっこいいですよね。(^^/



主審さんのblog、CD紹介はギターのものが多いですね。さすがギタリスト!(^^
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いらっしゃいまし (主審)
2005-01-18 17:05:47
北さん、早速のご訪問ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。m(^^)m

音楽を聞くにしても、ギターや作曲やアレンジ、MIX等もやっているためどうしてもプレイヤーやプロデューサーサイドからの見方が多くなってしまうんですよね。あとギター関係の友人が多いので、、(^^;; 

一般的なAOR(なんだそれ?(笑))についても大好きなんで、随時紹介していきますね。

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