2月13日、二十歳の誕生日を一ヶ月後に迎える、北斗星1号で上野→札幌を乗車してきました。折しも強力な寒波が襲来し、日本全国荒れ模様。特に北海道、東北地方では大雪警報が出されている。日本海ルートの夜行は、前日からの吹雪の影響で朝からすでにウヤが決まっていたが、北斗星は運行予定とのこと。
少し早めに上野駅へ向かい、軽く食事をしていたら、「13番線に北斗星が到着・・・」の構内アナウンス。あれ??、まだ16時前。北斗星1号は上野16:50発。1時間前に入線するはずはないのだけどとおもいつつ、食事を終えホームに行くと、そこには上野方にEF81をつけた北斗星が。。あれ??、尾久から推進回送されてくるはずなのに、どうして機関車がこっち側についているの?!。な、な、なんと、そこにいたのは、今朝9:41に到着しているはずの「北斗星2号」でした。今はもう16時をまわっている。なんと、6時間以上遅れて上野到着したらしい。原因は雪ではなく、機関車故障とのこと。
雪の心配ばかりしていたが、想定外の事態が発生。遅れて着いたのが「2号」ということは、JR北の編成。つまり、これから乗車する北斗星1号は、この編成が折り返し運用で使用される。定時出発時刻まで、もう1時間ない。とりあえずいったん尾久へ帰り、準備した後に再び上野へ戻ってくるとのこと。果たしてどのくらいで準備ができるのだろうか。構内アナウンスでも「正確な発車時刻はわからない」を繰り返すのみ。北斗星3号(上野発19:03)に切り替えるべきか、改札できいてみたが、おそらく3号よりは先に出発するであろう、とのことで、しばらく待ってみることに。待つこと1時間半、18時を少し回ったところで、先ほど札幌から着いたばかりの折り返し、北斗星1号がようやく入線。(写真)約1時間30分遅れで上野駅13番線を出発。
できれば10時頃には札幌に着きたかったのだけど、このペースだとどんなにがんばっても11時近くになるかなぁと覚悟し、訪問先へ遅延予告メールを送信。その後はお約束どおりの宴会列車運用となり、福島を過ぎた頃から車窓の雪を気にしながらいつの間にか熟睡。翌朝6時の車内放送で目が覚めたが、今回はよく眠れたなぁ。窓の外は一面雪景色。かなりの降雪、積雪量も1mはあるだろうか。まだ徐行しているのだろうか、かなりのろのろ運転。定刻なら長万部あたりまできているはずだが、まだ函館過ぎたあたりかなぁ、などと思っていたら、おやっ?!、進行方向が変わってないぞ。青森駅はよらないので函館を過ぎていれば進行方向が変わるはず。それに架線柱もある。。車内放送で「現在浅虫温泉駅に停車中・・・」。えっ?!。まだ東北本線上ですか・・。どうやら強風降雪のため、4,5時間停車していたようだ。どうりでよく眠れたはずである。7時近くになってようやく動き出し、機関車をED79に付け替え、完全に夜が明けきった状態で青函トンネル突入。函館到着は5時間30分遅れの午前10時。まさかこんなに明るい中で、DD51の連結作業をみることができるとは夢にも思っていませんでした。函館ではおにぎりとお茶の差し入れがありましたが、写真撮影のためホームにいたので受け取れず。
その後、だんだん天候は回復してきたものの、ここ数日の大雪でかなりの積雪となっている北の大地をひた走り、札幌着14:26。若干回復したとはいえ、5時間8分延着。20時間の旅路は無事終了しました。札幌近郊も快速エアポートなど、かなりダイヤが乱れています。しかし、千歳空港は閉鎖されることなく運用していたとか。読みが外れました。
3月15日のダイヤ改正で、北斗星も2往復から1往復に縮小されてしまいます。夢空間も廃止(廃車?)とのうわさが。1988年3月13日に運用をはじめた青函トンネル、夜間新幹線工事のため、ということにはなっていますが、西方面に限らず、寝台列車の運行は各社負担が大きいのでしょう。新幹線開業後に2往復復活するかどうかは微妙ですね。何度となくお世話になった特急なは、急行銀河も、廃止間際はほぼ満床とか。長い間お疲れ様でした。
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by taniyan
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