安倍元首相が遊説先で凶弾に倒れ収容先の病院で死去した。
さほど驚きもしなかった。
が、なぜ?と感じた。
現職ならいざ知らず元職であれば一国会議員に過ぎない。
警備の「ランク」からしても低いはずだ。
事件後に警備がどうであったかと関係者は騒いでいる。
犯行動機は「テロ」でなく「私怨」のようだ。
とはいえかつての「統一教会」がらみとなればマスコミの扱いも世間も違う反応をするだろう。
統一教会は安倍晋三の母方の祖父である岸信介とも因縁朝からない物がある。
祖父さんのツケが孫に災いしたか?
事件現場そのものも前日、急遽変更となって演説がされた。
当初、長野だったが候補者のスキャンダルで取りやめ。
奈良県警も一議員であればそれほど重要視していなかっただろう。
警護の要諦もあらかじめ決められているし聴衆から遠ざけると選挙に影響を与えかねないから。
そこはある程度オープンにせざるを得ないだろう。
背景は今後も警察が取り調べをする中で明らかになるだろう。
当初名前が伏せられていた宗教団体が「統一教会」と知れた。
今は名称を変えている。
90年代に霊感商法や「合同結婚式」にアイドル歌手が参加したりして
いろいろマスコミも書き立てた。
霊感商法では被害者救済のための弁護団も組織された。
その後も名称変更した団体、それの関連組織も活動をしている。
その団体に安倍元首相がメッセージを送ったり直接出席して祝辞を述べたりしていた。
襲撃犯人は「誤解」して安倍氏を襲撃したように報道された。
が、彼を雹多岐にしていたのは間違いない。
岡山の集会にも出かけている。
そこでは実行できなかった。
自分の住む町にやってくると知り「飛んで火にいる夏の虫」とでも思ったか。
ネット上で知り得たことばかりではある。
自民党内最大派閥領袖の死。
今は静かだがこれから岸田内閣改造・党人事と動くとともに
安倍派内の動きも活発化するだろう。
いつまでも領袖抜きでは何もできない。
数名が取りざたされているがいずれも安倍あっての彼らだ。
他派閥も遠慮なく手を突っ込んでくるだろう。
それが自民党という政党だから。
草原で弱った動物が真っ先に餌食にされるように。