兄からの電話。
認知症で自分から電話かけられないはず。
最近は義姉がかけてくるようになった。
それでいつものことかと思い出た。
声が違うし言うことが怪しい。
でも電話は兄からだし。
掛けた方も気が付いたのか駅前交番の○○ですと。
この携帯の持ち主とどういうご関係ですかと。
やり取りの後、交番でこの方を保護していますと。
バスの中で財布がないとか言い出してバスの運転手からの通報で駆け付け保護したようだ。
私が迎えに行くと言って車で出かけた。
認知症が進行しているのは分かっていたがついにと言う感じだ。
交番の警察官が言っていたが交通事故にあうのが心配だと。
それはこっちも案じている。
が、なんせ足が丈夫だから五キロだろうと十キロだろうと平気で歩く。
まさか首に縄付けて縛っておくわけにもいくまい。
虐待の誹りを招きかねないしそんなことは現実には無理だ。