いま、国連では圧倒的多数の支持で核兵器禁止条約を成立させようと動いている。
反対するのは核保有国とそれに追随する国だけであり、少数派である。
化学兵器・生物兵器は既に禁止されている。
北朝鮮独裁者の兄がクアラルンプール空港で殺害された。
それに用いられたのが「VX」といわれ国際条約で禁止されている。
これらと同様に「核兵器は悪である」、だから禁止しよう。
これが核兵器禁止条約の主旨だ。
だが、悲しいことにというか、残念というか、この地球上で唯一、核兵器の洗礼を受けた
日本と言う国の「政府」がこれに反対する。
言うまでもなく、流行りの言葉で言うなら、アメリカと言う核大国に忖度しての行動だ。
否、忖度などではなくはっきりとアメリカの核の傘のうちにいるから反対なのだと言っている。
安倍首相は、日本に何かあればアメリカの若者が血を流して日本を守る。
アメリカに何かあった時、日本が血を流さなくていいのかと。
日米安保を頭においての発言と思う。
が、日米安保はアメリカが日本を守るために結ばれた条約ではない。
むしろ、アメリカがアジアにおいて日本を盾にして時刻を守るためのもの。
確かに条約上そういう決めも書かれてはいる。
だが、それは建前。というか日本政府が日本国民を「欺くための方便」である。
アメリカ隷属の形が端的に表れた証左だ。
トランプ政権になって更なる負担を求められるだろう。
この国の政府は何によって存立しているのか?
自国民のはずだ。
それが、ないがしろにされ続けてきた。今までも、そして、これからも、である・・・。