「今日は何か作るのかあ⁈」
教室に入るなり、調理作業使用になっている机を見て気になります。
食に対して小さい時からそんなに興味のない、
どちらかというと火を扱う調理や生のものを触ることは苦手です。
感触が嫌だったり、恐怖心が先に立ったり、もともと食べることにあまり興味を持てない、
そんな彼ですが、教室での作業は楽しそうに積極的に取り組んでいます。
経験として積み重ねてきたことが彼にとってどうプラスになっているのか。
こちらの目標の立て方でプラスにもマイナスにもなりますから、
今の彼を見ていると苦手なことでもやり方次第では達成感のある活動になっているのが分かります。
簡単なことをしても達成感には繋がらない。
でも難しいことをさせられると苦手意識がますます強くなる。
まずは、得意な面を積極的に生かせるような題材を提供することから始めます。
あれ?こうすればできるなあ。これは得意かも。
できないときは、無理にしなくてもいい。どうすればいいの?
助けてもらえばいい。どうやって?
手伝ってください。何を?
これはこうしたい。こっちのほうがいい。やってみたい。
段階を経て徐々に、簡単なものでは面白くなくってきます。
そうなると占めたもの。
12月の調理作業は、ローストチキンです。
お肉に漬け込む?どうするんやろ、