今でも世界に愛されてる革命のカリスマ、チェ・ゲバラ。
今週は、その彼の伝記2部作が一度に見れる素敵な一週間。
( ↑1部目のLast週&2部目のFirst週 )
続けて上映って知った時から狙ってて、映画館に問い合わせて上映期間を#
先週の日曜日に見に行ってきてました
だって、間空けるの嫌なんですもん。・・・忘れちゃうから
どっちをクリックしても、同じ公式HPに飛びます
「28歳の革命」はキューバでの革命のお話。
「38歳別れの手紙」は中南米での革命のお話です。
有名なカストロとともに戦うのは、1部目のキューバ革命。
それを成功させた後、もともと自分が旅をして救いたいと思ってた
中南米で革命をしようとしたのが2部目。
キューバは国民全員が政府のやり方に怒ってて一丸となって戦ったので
苦しい戦いも成功させることができたんだけど・・・
中南米の国民たちは極貧なんだけど、まだ政府に立ち向かおうという
意思が育っていなくて。
国民(農民)を見方につけることができず、失敗に終わる。
チェは「自分達の失敗を見て、(農民たちが)なにかに気づくかもしれない」
・・・って言ってました。
でも、はた目から見たら「あんまりだ」かもしれないけど・・・
本人達がまだ望んでもいないものを押し付けるのは、
そりゃ駄目でしょって思ってしまった
正義の名の下でも、自分の欲望の押し付けにすぎないもん
自己犠牲が大きいから、そんな風に言うのは心苦しいけど・・・。
主演のベニチオ・デル・トロ、とてもよかったです。
劇的にでっちあげるわけじゃなくてドキュメンタリー風なんだけど
行動も結果も解りやすいし、人柄もちゃんと伝えてくれてます
以前「チェ・ゲバラ」というドキュメンタリー映画を見た時は
現在を生きるキューバの人々に、彼はこんな人だった、と語らせる、
プラス、当時の映像という切り口だったので、
キューバ革命を全く知らずに見た私にはさっぱりわからなかったけど・・・
今回のは、わからなくても大丈夫な作りになってました
もちろん、知ってればよりわかりやすいですけど
( 前、反省して映画後に勉強したので多少わかってました )
一時期流行った「有名なTシャツの顔の人」ってどんな人?
なんて思いから入るのもOKな感じです
自己犠牲とか自己満足とか欺瞞とか・・・
見ながらくるくる考えたりもしちゃうんですが
でも、それが欺瞞だろーと自己満だろーと・・・
それを理由に冷めてたら、結局、なんにも動かない(人も自分も)って
コトだけは確か
それがイイ、ワルイというのは、その時かそれ以降に生きる人と
回ってく世界が決めるコトで、それをした自分自身とは無関係な気がする。
そして、それをするかしないかを決めるのは・・・
自分自身を他者の側から見るか、自分の中から見るかという視点の違いによって
大きく違ってくるんだろうなぁ、と思いました。
「革命」とは話が全然違ってきちゃったけど
そんなんが今回の私の感想でした