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7つの贈り物

2009年02月25日 | 映画

この前の日曜日、ウィル・スミスの7つの贈り物を見てました


          
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暗い過去を抱えた男が、リストアップした見知らぬ他人に7つの贈り物をするお話です。
リストアップの条件は「善き人であること」。
贈り物を受け取る条件は「詮索をしないこと」。
内容は・・・何を書いてもネタばれになりそうで、あんま書くことがないんですが

原題は「Seven Pounds」。
邦題よりわかりやすい意味になってると思います
GiftやPresentじゃないトコがポイントかと

いつも陽性なウィルが終始、苦しそうな顔をしてるので・・・
顔面神経痛になんないか、なんとなくハラハラしてました
役柄のせいか、顔つきも痩せちゃって老けこんでるし。
体つきは流石にいつもの鍛えたウィルでしたけど

ちょっとネタばれになってしまうので、
ここから先は、これから見るなら無視して欲しいのですが・・・

アメリカ人(クリスチャン)の自殺に対する考えって
昔よりやわらかくなってるのか?とか
理由によっては受け入れ可能なのか?とか考えました。
田舎と都会じゃかなり考え方違いそうですけどね

あと、ラストシーン。
愛した人の体の一部を受け継いだ人、
そしてその一部を受け継いだ人同士だけにしか分かち合えないであろう
故人への感謝とか懐かしさ、会えてうれしいといった感情。
静かなんだけど、そんな感情の交流が見えるようなラストになってました

前、事故で死んだ息子の心臓を移植した人に
「ここに私の息子がいるの」ってつきまとう母親の物語を見たんだけど。
その人、じゃなくて、臓器の人をその人に見るっていう気持ち、なんかわかる
母親→息子だから粘着した怖い映画になってたけど・・・
好きな人が死んじゃって誰かに心臓、提供してたら
やっぱ見知らぬその人を「懐かしく」思って見てしまうと思うもん

それに、その人になかった「好み」とか「癖」とかが出てくることもあるらしく。
真偽の程はわからないけど、臓器(体)の心理学なんてのもあるくらいだから
臓器がその人自身に影響を与えること、全くないって言い切れないし。
そう思ったら、やっぱり「懐かしく」あるいは「愛おしく」、
その人に、その人の中の「臓器な人」を追ってしまうってあるだろうなぁ

7つの贈り物の場合は、そんな怖いことは起こらずに
贈られた人たちが、この先、仲良くコミュニケートできそうな雰囲気でした。
そっちの方が、より大事な、彼らの明日に続く「贈り物」になってるのかも