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フェイクシティ ある男のルール

2009年02月23日 | 映画

先週の日曜日、地元でフェイクシティ、見てました

原題はSTREET KINGS。
原題の方がわかりやすくてイイのも多いけど、
これは邦題(フェイクシティ)の方がピンと来るかも


          
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妻を殺されて酒浸りになっている「キレ」者刑事のキアヌ・リーブス。
警官たちがやらない汚い仕事(殺し)も厭わないキアヌは上官のお気に入りで。
キアヌのなりふり構わない「捜査」の手柄で彼の上官は本部長にまで昇格。
「おまえはスペシャルだ。特別なんだ。」とキアヌの肩を抱く上官。
実際、キアヌの上官はキアヌの「仕事」の尻拭いをし、首にならないよう、
彼を守ってて。
キアヌと同じグループの刑事たちもキアヌのミスを庇ったりして守ってて。
警察の内部告発をするチームからも守ったり庇ったりしてて。

そんな時、昔チームを組んでた相棒(今はとても仲が悪い)が殺されて。
上官や仲間の刑事が止めるのも振り切って捜査を開始したキアヌは、
思わぬ事実を知ることになる。

その時、キアヌがした決断はなんだったのか。

お話は、そんな感じ。
マトリックスや宇宙人やコンスタンチン。
人間離れした冷めたサイバーチックなイメージのキアヌが人間臭い刑事に初挑戦!
・・・というのが話題になってた映画だったんだけど・・・
キレ気味、酒好きなダメ刑事って、ダイ・ハードのブルース・ウィスルみたいに
敏腕だけど一匹オオカミ、妻にも同僚にも見捨てられた爪弾き者ってイメージ、
強かったんだけど

キアヌはまるきり箱入り娘

ひとりでガッツリ殺しはするんだけど、上司に守られ、仲間に守られ
(や、騙されてたんだけどね)、最後に下した「決断」の結果、
ひとり、生き残ったキアヌは、今度は別の上司に守られるんだよね

なに、このお姫サマ

さっくりザクザク信じてた仲間や上司を殺して、ひとりだけ生き延びても
別になんのトラウマもありませ~んってつるんとした表情で終わりなんだよ
「人間味あふれる刑事」にそれはないでしょう

サイバーっぽいイメージだからこうしたのか
こうしたいから起用したのかよくわかんないけど
決断の結果に、あんま重さが感じ取れない残念なラストでした