3月に見てたけど、そんなアタリじゃなくて放置してた映画2本

忘れないうちに



まず、トム・クルーズの「ワルキューレ」




実話を元にした歴史モノ映画で、その実話は「ヒトラー暗殺計画」。
ナチスドイツの占領下のドイツにも、ヒトラーの親衛隊ばかりでなく
「祖国」を愛する「良心」を持ったドイツ人は沢山いたのだ、
ヒトラー=ドイツと認識されることを恥じていた軍人達もいたのだ、
そんな主張が映画全体から伝わる作品でした。
「ワルキューレ作戦」と呼ばれる暗殺計画は、
作曲家ワーグナーの「ワルキューレ」から取られた作戦名で。
ヒトラーが突然死んだ後に発生するであろうクーデターへの対処を考案した作戦。
反乱組織の首謀者の将校(トム・クルーズ)は、それを利用して・・・
ヒトラーを殺し、親衛隊がクーデターを起こしたとして、
ワルキューレを発動させる計画を立てる。
そして、その計画は見事、実行されたのだが・・・
映画の内容は、そんなお話

ヒトラー暗殺計画っていうのは何十回も実行されつつ失敗してた作戦で。
( 多分、50回近く計画・実行されてたハズ

後世の私たちは実際、ヒトラーは暗殺じゃなくて自殺で死んだってこと、
知ってるわけで。
もちろん、このワルキューレも失敗に終わったことも知ってる

なのにこの映画、史実に忠実すぎてて

や、史実に忠実なのはイイんだけど・・・
あまりにも「わかりやす過ぎる」展開なんですよね

あ~、きっとダメだ~

これ、絶対、うまくいかない~

ほら~

そんな流れでツツツ~っと進んでゆくの

主演の将校を演じるトム・クルーズ、どっから見てもアメリカ人なんで
そこだけがなんかすごく異色でした

全てが暗い予定調和に向かってくっていうモノトーンチックな流れの中で
それだけが異彩を放ってて・・・救われてた気がします

そうそう、映画が始まる前、予告編とかCMの合間に
「トロピックサンダー」で「 ええっ

トク・クルーズの1シーンが流れてて

ギャップがやっぱり可笑しかったです


