千葉ロッテ・井上、期待に応えられなかった苦悩の日々。 “因縁の地”で始まる4年目の逆襲【2017年ブレイク期待の選手】 【ベースボールチャンネル】
何度もケガに泣かされた
「ボールに向かって行く気持ちが足りませんでした」
2016年のパ・リーグクライマックスシリーズのファーストステージ第2戦。試合前のベンチ裏で、千葉ロッテマリーンズの井上晴哉は前日の自分の不甲斐なさを悔いていた。
マリーンズのチアがパフォーマンスで魅せた!
2016年のレギュラーシーズン成績は35試合出場で打率.232、2本塁打、16打点。
相手先発の千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)との相性(7打数、3安打、1本塁打、打率.429)を買われてのスタメン出場だった。
しかし、結果は3打数0安打2三振。伊東勤監督の期待に応えることなく井上は沈黙した。
「昨日は相手に振らされている感じがしましたし気持ちで負けていましたが、今日は練習から向かって行く気持ちで取り組みました」
井上は気持ちを切り替えて前を向いた。
この日の練習ではいつになくテンションを上げ、気持ちをより前に出しているようにも見えた。しかし、井上に出番が来ることはなかった。
井上の弱点。それは一つにメンタルの弱さと言われてきた。
プロ1年目。オープン戦での好調を買われて、井上は開幕4番の大抜擢を受けた。対戦相手は福岡ソフトバンク。しかし、期待に応えようと固くなり、それまでの好調とは一転して4打数0安打で終わった。
その後もファームの好成績を買われて1軍に昇格するものの、良いところを見せようと焦る気持ちが空回りしてしまい成績には繋がらず、せっかくの高いポテンシャルを生かせない日々が続いた。
「結局、1軍でも甘い球は来ているんですよ。それを2軍では打てているのに1軍では調子に乗り過ぎてミスショットをしてしまっている。もっと冷静になるべきなんです」
まるで自分に言い聞かせるように井上は言った。
「調子が良くても、調子に乗らない。気分良くなり過ぎない。調子が良いから試合に出してもらっているわけだから、そこで普通にやりさえすればいいんです。でも、これまでは調子が良いときは調子が良いからとすぐに気負ってしまっていた。それで結局、足元を掬われているのが今までの自分なんです」
2014年のプロ入りからこれまで、彼は何度もケガに泣かされてきた。
腰痛、膝痛、肉離れ…。体調管理の甘さを痛感した。
春季キャンプまでケガなく終われたことが大きい
1年目と2年目の秋季キャンプはそのケガもあって共に不参加。そんな自分を変えようと2年目(2015年)のオフから 「怪我をしないための体づくり」に取り組んだ。
全体練習が始まる1時間前には球場に来て、腰回り、胸回りの可動範囲を広げるためのトレーニング。それを1年間、体がどんなにきつくても続けることを決めた。
「そこで体を動かして、間隔を空けずにそのままパッと練習に行けるようにしたんです。動くのを止めてしまうと自分はすぐに体が固くなってしまうので、動かせる状態のまま、練習に入った方が(技術も)身に付きやすいというのもあります」
このトレーニングを継続したことで、2016年はケガで戦線離脱をすることは一度もなく1年間を過ごせた。そして初の秋季キャンプフル参加。
「秋季キャンプまでケガなく終われたことが大きいです。あれだけ動いて、走り回ってもケガなく終わることができた。『ここまで来れたんだ』という自信にもなりました」
昨年まで2軍監督を務めていた山下徳人1軍打撃コーチもこう語る。
「彼は真面目で練習も黙々とやるタイプです。それがなんでこれまで芽が出なかったと言えば、ケガが多くて練習についていけなかったから。それを昨年の1年間で克服できたかなってところですけど、相当辛い3年間を過ごしてきたと思いますよ。新人で開幕4番を任されたり、相当な期待を背負いながら今、伸び悩んでいるところでね。でも彼はそこで負けないでここまで来た。うちにいないタイプの選手だけに頑張ってほしいね」
昨年まで中軸を担ったアルフレド・デスパイネがチームを去り、今年はこれまで以上に井上にかかる期待も大きい。プロ4年目にして最大のチャンスを迎えたといえる。
この記事のテーマ「2017年のブレイク選手」を彼に伝えると井上はこう反応した。
「西武の山川穂高選手の存在もありますし、ウチにも細谷(圭)さんという良いお手本がいます。細谷さんは浦和でもずっと一緒にやってきた方ですし、今年は自分が続きたいです」
今年の開幕戦は3月31日、ヤフオクドーム。井上にとっては因縁の地ともいえる場所だ。
2017年、井上晴哉の逆襲はここから始まる。
永田遼太郎[了]
アジャには、ずっと期待し続けです(≧▽≦)ノ
今までも期待してきましたし、これからも戦力外を受けるまでずっと期待し続けますとも☆≡(>ω<゛)≡
光るものを持っているのは間違いないワケですから(^_^)
2軍で無双。1軍でネタ枠
そんな1.5軍的立ち位置から、そろそろ卒業してもいい頃デス(^_^)
アイドルポジションもオイシイといえばオイシイんですけども☆≡(>ω<゛)≡
Oマチュ以来の和製大砲。
今年は1軍でパイネたんぐらいの成績を残してブレイクしてもらいたいですね(^_^)
何度もケガに泣かされた
「ボールに向かって行く気持ちが足りませんでした」
2016年のパ・リーグクライマックスシリーズのファーストステージ第2戦。試合前のベンチ裏で、千葉ロッテマリーンズの井上晴哉は前日の自分の不甲斐なさを悔いていた。
マリーンズのチアがパフォーマンスで魅せた!
2016年のレギュラーシーズン成績は35試合出場で打率.232、2本塁打、16打点。
相手先発の千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス)との相性(7打数、3安打、1本塁打、打率.429)を買われてのスタメン出場だった。
しかし、結果は3打数0安打2三振。伊東勤監督の期待に応えることなく井上は沈黙した。
「昨日は相手に振らされている感じがしましたし気持ちで負けていましたが、今日は練習から向かって行く気持ちで取り組みました」
井上は気持ちを切り替えて前を向いた。
この日の練習ではいつになくテンションを上げ、気持ちをより前に出しているようにも見えた。しかし、井上に出番が来ることはなかった。
井上の弱点。それは一つにメンタルの弱さと言われてきた。
プロ1年目。オープン戦での好調を買われて、井上は開幕4番の大抜擢を受けた。対戦相手は福岡ソフトバンク。しかし、期待に応えようと固くなり、それまでの好調とは一転して4打数0安打で終わった。
その後もファームの好成績を買われて1軍に昇格するものの、良いところを見せようと焦る気持ちが空回りしてしまい成績には繋がらず、せっかくの高いポテンシャルを生かせない日々が続いた。
「結局、1軍でも甘い球は来ているんですよ。それを2軍では打てているのに1軍では調子に乗り過ぎてミスショットをしてしまっている。もっと冷静になるべきなんです」
まるで自分に言い聞かせるように井上は言った。
「調子が良くても、調子に乗らない。気分良くなり過ぎない。調子が良いから試合に出してもらっているわけだから、そこで普通にやりさえすればいいんです。でも、これまでは調子が良いときは調子が良いからとすぐに気負ってしまっていた。それで結局、足元を掬われているのが今までの自分なんです」
2014年のプロ入りからこれまで、彼は何度もケガに泣かされてきた。
腰痛、膝痛、肉離れ…。体調管理の甘さを痛感した。
春季キャンプまでケガなく終われたことが大きい
1年目と2年目の秋季キャンプはそのケガもあって共に不参加。そんな自分を変えようと2年目(2015年)のオフから 「怪我をしないための体づくり」に取り組んだ。
全体練習が始まる1時間前には球場に来て、腰回り、胸回りの可動範囲を広げるためのトレーニング。それを1年間、体がどんなにきつくても続けることを決めた。
「そこで体を動かして、間隔を空けずにそのままパッと練習に行けるようにしたんです。動くのを止めてしまうと自分はすぐに体が固くなってしまうので、動かせる状態のまま、練習に入った方が(技術も)身に付きやすいというのもあります」
このトレーニングを継続したことで、2016年はケガで戦線離脱をすることは一度もなく1年間を過ごせた。そして初の秋季キャンプフル参加。
「秋季キャンプまでケガなく終われたことが大きいです。あれだけ動いて、走り回ってもケガなく終わることができた。『ここまで来れたんだ』という自信にもなりました」
昨年まで2軍監督を務めていた山下徳人1軍打撃コーチもこう語る。
「彼は真面目で練習も黙々とやるタイプです。それがなんでこれまで芽が出なかったと言えば、ケガが多くて練習についていけなかったから。それを昨年の1年間で克服できたかなってところですけど、相当辛い3年間を過ごしてきたと思いますよ。新人で開幕4番を任されたり、相当な期待を背負いながら今、伸び悩んでいるところでね。でも彼はそこで負けないでここまで来た。うちにいないタイプの選手だけに頑張ってほしいね」
昨年まで中軸を担ったアルフレド・デスパイネがチームを去り、今年はこれまで以上に井上にかかる期待も大きい。プロ4年目にして最大のチャンスを迎えたといえる。
この記事のテーマ「2017年のブレイク選手」を彼に伝えると井上はこう反応した。
「西武の山川穂高選手の存在もありますし、ウチにも細谷(圭)さんという良いお手本がいます。細谷さんは浦和でもずっと一緒にやってきた方ですし、今年は自分が続きたいです」
今年の開幕戦は3月31日、ヤフオクドーム。井上にとっては因縁の地ともいえる場所だ。
2017年、井上晴哉の逆襲はここから始まる。
永田遼太郎[了]
アジャには、ずっと期待し続けです(≧▽≦)ノ
今までも期待してきましたし、これからも戦力外を受けるまでずっと期待し続けますとも☆≡(>ω<゛)≡
光るものを持っているのは間違いないワケですから(^_^)
2軍で無双。1軍でネタ枠
そんな1.5軍的立ち位置から、そろそろ卒業してもいい頃デス(^_^)
アイドルポジションもオイシイといえばオイシイんですけども☆≡(>ω<゛)≡
Oマチュ以来の和製大砲。
今年は1軍でパイネたんぐらいの成績を残してブレイクしてもらいたいですね(^_^)