じんべえ時悠帖Ⅱ

中学より先に手にする高校の卒業証書

 春3月、卒業式の季節である。中学より先に高校の卒業

証書を手にする生徒がいる。

 中学時代の自分へのいじめの記録の公開について、埼玉

県川口市の教育委員会と長く争っている高校生である。

 この訴訟については何回か紹介しているが、呆れるほど

不誠実な川口市の教育委員会である。

 3年前の中学の卒業式、いじめなどで不登校気味だった

が式には出るつもりだった。しかし、当日になって親への

手紙を持参することを知った。自分への連絡はなかった。

 「学校はもう自分を生徒だとは思っていないんだ」との

気落ちもあり卒業式を欠席した。翌日、校長が卒業証書を

持参したが、謝罪の言葉はなく受け取らなかった。

 

 以降、新しい校長が持参したり、第1回の公判時に教育

委員会が親に渡そうとしたが、「前の校長が謝罪して渡す

べきだ」と受け取っていない。それが「筋」だろう。

 「いじめ防止対策推進法」に欠陥があると主張する川口

教育委員会とこの生徒の、いじめ調査資料公開についての

損害賠償訴訟は未だ決着していない。

 

 一週間ほど前になるが江戸川の土手の菜の花が一斉に

咲き出した。今週も暖かめの日が続くというから、あと

一週間で桜も咲き出しそうである。

 

 

 


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
昔、自分にも覚えがないわけではありませんが、
オープンでした、その場限りでした。
近年のいじめは、陰湿で執拗です。
親の顔が見たいです。
jinbei1947
ワイコマ様
確かに意地の張り合いの感もありますね。
いじめの定義、判定も難しいところがありますが、大人の側が
もう少し賢く振舞えば解決していたはずです。
えめ
川口市のいじめについて、良く判らないのでインターネットを開いたら、沢山の解説がありました。私は女子高校時代に、イジメをした側として担任の家庭訪問を受けました。イジメ甲斐がある相手なので、面白くなってもっといじめてやりました。70を過ぎて最後のクラス会を開いた時、その相手はもう故人になっていましたが、幹事の私は夫の元へ香典を包んで訪ね、墓参りをしてきました。
ykoma1949
いろいろとそれぞれが主張を曲げずに引かない
色んな所でこのような事に遭遇しますが所詮
人間社会です。法律とか規則とかを盾にとった
ところでどうにもなりません。
先日の水俣と同様にどうにもならない感情論は
争っても無駄、時が解決するしかありません
その時も解決できないと・・戦争になります
今でも世界中に戦争や争いが絶えないのはそれ
が原因しているのかも??
川の土手の菜の花 見事ですね~この素晴らしい
花を見事じゃない・・と言う人も中にはいるんです
それが世の中です・・これだけに拗れた真相は
それなりの理由があるのでしょう
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