「核兵器を持つ国と待たない国の橋渡しとして」と言い
ながら「持つ国」に寄り添って、核兵器禁止条約への参加
を拒み続けて来た自民党政権。核の傘をさしていてくれる
米国への阿りでもある。
これに風穴を開けるかもしれないある決議が採択された。
「全米市長会議」が核兵器廃絶へ向け、核兵器禁止条約へ
の参加の行動を促す(歓迎するという表現で)決議を全会
一致で採択したことだ。
民主党のバイデン政権にとっても無視は出来ない動きで
あるが「参加」を打ち出すことは一筋縄では行かない。
万一、米国が「参加」へ舵を取ったら日本の政権はどう
するか。やはり「米国にお追従」するしかないだろう。
岸田首相は広島選出ということもあって核兵器廃絶には
積極的な方である。外相時代にもいろいろ動いたようだが、
あちこちからの反対にあって具体的な結果は出なかった。
今回の代表質問にも「橋渡し」以上の答弁は無し。
今日は雨、信州別所温泉からの帰路は小諸懐古園の散策
も途中から雨だった。無人の園内、島崎藤村資料館。
小諸城(懐古園)は周囲の「滾(タギリ)」が守りの要。
滾は水が滾る谷。その滾を渡る美術館への橋、特別展の
作品の一つが大きなシートになって掛かる。
展望台からの千曲川、数年前に新潟の河口を目指して
左岸を歩いていた、右奥の先にある布引観音温泉に泊まり
上田まで歩いた。
本丸跡の志垣。東京五輪のボルダリングの選手なら
数秒で登るだろう。