戦後の復興期を担った吉田茂より以前の国葬は、連合艦隊
司令長官の山本五十六だった。
「死してなおわれらと共にある太平洋の守護神」「葬列の
沿道に湧いた嗚咽は、英魂の精忠にこたえ続く一念の表現」
と当時の朝日新聞は伝えた。
(中略)
安部元首相の国葬を批判する野党に対し、自民党の幹部の
「野党の主張は国民の声や認識とずれている」という批判は、
そう言って悪びれないところに、すでに国葬が孕む危うさが
のぞく。
以上、今朝の「天声人語」の超要約である。山本五十六は
日米彼我の国力の差を鑑み「開戦反対論」だった。
「国民の声や認識とずれている」のはあなたたちなんだよ、
自民党の幹部さん。
昨日、明け方の半月を紹介したが、実はその下の江戸川の
河川敷には霧の風景が広がっていた。残念ながら地平からの
日の出とのコラボレーションとはならなかったが、幻想的な
風景であった。
偶然写っている飛翔物、半透明の羽だから虫だろう