ブログやメール、歩行記など毎日パソコンに向かう時間
は長い。ふと時間が空いた時などお気に入りに入れてある
「数独」をやる。易しくも、難しくもない「中級」程度で、
時間計測式のやつである。が、それほど時間にこだわる訳
ではない。要は気分転換である。
この「数独」、世界の6億人に「SUDOKU」として知られ、
毎日2億人が楽しんでいると言う。今日の朝日新聞土曜版の
「はじまりを歩く」から、その歴史を紹介しよう。
数独はパズル雑誌「ニコリ」の創業者である故・鍛冶真起氏
の命名であるが、原作者は「ナンバープレース」として最初に
デル社の雑誌に投稿したある米国人。
その雑誌を「チラッと」見た鍛冶氏が自分で作って見たら
面白いので、雑誌「ニコリ」に載せ始めた。縦横の列にも、
3×3のブロックにも九つの数字が一つずつ、「数字は独身
に限る」から数独と命名した。
成田空港でこの数独の本を見たのが、ニュージーランド人
のグールド氏。プログラム技術者らしくコンピューターで問題
を自動生成し、出版元のニコリを訪ね鍛冶氏などと懇談。
自動生成した問題は「美しくない」、手作りがいいと言われ
改良を重ね、英国タイムスの掲載に漕ぎつけた。わかり易さと
「SUDOKU」の不思議な響きで、欧州、世界へと広がる。
世界では最初に注目を浴びたグールド氏だが「SUDOKU」は、
日本のパズル、ニコリのオリジナル、という紳士であった。
鍛冶氏は「SUDOKU」の名付け親として時の人となった。
そして、最初にナンバープレースを雑誌に投稿した米国人を、
ニューヨーク・タイムズが探したが投稿の10年後に没していた
ことがわかった。
春爛漫
さぁ、これアップしたら数独をやろう。