不眠・耳鳴り・・・検査は正常です。様子を見ましょう。ストレスでしょう。

このように言われるのは、未病です。解決の糸口が見つかります…

めまい・ふわふわ感・・薬なしで短期回復する・・ご存知ですか?

2018年01月05日 | めまい・ふわふわ感
自律神経活性療法(ゆどう術)の 
薬を使わない富永しゅうかんです。

3か月以上続くのは自律神経が原因。
自律神経に起因する内容を書いてゆきます。
自律神経失調の回復中に「釣り」をお勧めします。

詳細に関してはメールにて。迅速返信します。

こんにちは、
著書「めまい・吐き気・不眠の治療」本文より抜粋・・・


前回の続き・・・
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いて雲の上から下界をのぞいているような、すべて自分の周りのことが全く
自分に関係がないように思えるのです、と諄々と体調の変化を話された。

私は、これまでにいろいろな治療機関に診てもらったか、どうか尋ねた。
S ・Kさんは、神経科や精神科の医師に診察してもらい、病名は聞いてない

けれど抗欝剤を服用していると……。私は、S ・Kさんの体調の面から
検査を始めてみた。血圧は百二十1七十、麻痺症状はなく手は正常、

足も正常であったが、多少むくんでいた。また、下の歯が非常に薄くて、
端の方は透明に近い。膝蓋腱反射は非常に克進しており、右側がピョンピョンと

ひどくあがる。この膝蓋腱反射によって脳の働きが判断できる。
肘の反射も同様。歯槽が紫色に黒ずんでいた。血管運動反射はちょっと

少ないが正常、十二指腸潰瘍が軽度だがあるということ。背中には痣が
大きくできいる。顔色は土色で、何となくきつく、だるそうな感じの表情であった。

私と会話をしている間も、横になりたい、もう話をするのをやめたい、
というような気だるそうな姿勢で、病状がかなり進行していることが観察できた。

S ・Kさんは、今回相談に来られる前、 一年ぐらい以前のことであるが、
私の「自律神経自

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宅治療の本』を購入されて、自分なりに実行しておられたということであった。
ご相談に来られて、病気の内容・原因がわかったので一安心しましたと奥様と

一緒に帰っていかれた。私も忘れていたが、それから六カ月過ぎていた。
また、この方から電話があって、今回は予約して再度ご相談にこられた。

そして相談のあとで、施療をしてほしいと懇願された。「この六カ丹の間、
先生からいろい,ろとお聞きしましたことを、自分なりにやってみました。

医者の薬も飲みながら自分なりに、人の体験も聞いてやってみたのです。
でも、 一向によくならない。やっばり、先生の専門的な施療が必要なんだな、

ということが判りましたので、 一つ宣しくお願い致します」
「貴方のお勤めの方は、いかがですか?」「ええ、銀行というところは担当の

職場が定っておりますので、ほかの部署の人からの干渉はあまりありませんが、
上司から注意されたことがあります。出勤はしているのですが、仕事の能率は

さっばり駄目なんです。いずれは欠勤しなければならなくなるでしょう。
自分自身で本当に絶望的になっているんです」とふかい溜息とともに告白された。

三カ月以上を経過すると、以前の状態は判断の材料にならないので、
今回、新たに体の状態や、いろいろな症状をお聞きすることになった。

70頁 施療記録写真 

富永修侃(しゅうかん)著書
・よくわかる自律神経失調症
・よくわかる心の病
他11冊