プミポン前国王の火葬式開始 タイ、国民が最後の別れ惜しむ
2017年10月26日 16:09 発信地:バンコク/タイ AFP
タイの首都バンコクで、プミポン・アドゥンヤデート前国王の肖像の前でろうそくに火をともすワチラロンコン国王(2017年10月26日撮影)
【10月26日 AFP】昨年死去したタイのプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王の火葬に向けた儀式が
26日午前、首都バンコク(Bangkok)で始まった。王宮周辺には喪服姿の国民が多数詰めかけ、「国父」と慕われた前国王を
しのんでいる。
在位期間が70年に及び、昨年10月に88歳で死去したプミポン前国王に最後の別れを告げようと、夜明けとともに王宮周辺には
推計20万人の国民が集まった。多くの人は前国王の遺影を手にしていた。
9000万ドル(約102億円)をかけて王宮前広場に設営された火葬施設には、黄金色の壮麗な車が登場。ワチラロンコン
(Maha Vajiralongkorn)国王が仏教の僧らと共に1日にわたる厳かな儀式を開始した。
ワチラロンコン国王が午後10時(日本時間27日午前0時)に火葬の薪に火を入れる。王族や軍高官、支配者層の人のほか、
外国の要人も参列する。
タイの首都バンコクで、プミポン・アドゥンヤデート前国王を悼む国民(2017年10月26日撮影)
タイの首都バンコクで、プミポン・アドゥンヤデート前国王の火葬に向けた儀式に参列したワチラロンコン国王(右から2人目)ら(2017年10月26日撮影)
タイの首都バンコクで、プミポン・アドゥンヤデート前国王の火葬式で行進する人たち(2017年10月26日撮影)
タイの首都バンコクで、プミポン・アドゥンヤデート前国王の火葬式に参列したワチラロンコン国王(中央、2017年10月26日撮影)
タイの首都バンコクで始まったプミポン・アドゥンヤデート前国王の火葬式で運ばれる骨つぼ(2017年10月26日撮影)