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パキスタンのバッタ被害対策に中国が10万羽の「アヒル軍」派兵―中国メディア

2020-02-28 13:43:47 | 天災・地震・台風・豪雨・火山・大火災

パキスタンのバッタ被害対策に中国が10万羽の「アヒル軍」派兵―中国メディア

2020年2月28日(金) 9時20分    Record China

 

 

2020年2月27日、中国メディアの観察者網は、パキスタンで発生している蝗害(こうがい=

イナゴ・バッタ類による被害)対策で、中国から大量のアヒルを送ることになったと伝え

た。

 

記事は、パキスタン側の必要に基づき、中国政府はバッタ駆除専門家チームを結成して

パキスタンにすでに派遣していると紹介。これに続いて「10万羽のアヒルの軍隊が国を

代表して出兵することになった」と伝えた。記事によると、この「アヒルの軍隊」は

浙江省紹興市のアヒルたちで、「まるでバッタ根絶界における奇才」なのだという。

 

なぜバッタ被害にアヒルが有効なのだろうか?記事は、バッタの根絶には薬物による

方法と生物を用いた方法があるが、環境保護の観点からすると生物を用いたほうが

ずっと良いと指摘。「薬物はコストが高いうえに農薬が残留する。生物は環境を汚染

しないだけでなく、食物連鎖を修復できて一挙両得だ」との専門家の意見を紹介した。

 

生物を用いた方法には、カエルや他の鳥類もあるが、その中でアヒルが用いられる

理由について記事は、「カエルや他の鳥類は指定のエリアでしか任務を行わず、

バッタが移動しても追いかけない。すると新たな被災地に改めて投入しなければならず、

コストがかかり、生物の種類によっては適さない場所もある」と説明した。

 

この点、「アヒルやニワトリの作戦能力は優れている」と記事は指摘。中でもアヒルは

「群居を好み、管理がニワトリより容易で、生命力、エサを探す能力、耐寒能力に優れ、

屋外で生きるのに適している」という。さらに「ニワトリ1匹で1日70匹のバッタを

食べられるが、アヒルは200匹以上と約3倍の作戦能力を有している。しかも絨毯方式で

食べつくし、サナギも食べてくれる」と専門家は説明している。

 

このほか、「作戦終了後に退役したアヒルは、現地の食卓に上ってごちそうとなり、

経済収入をもたらすことができるとの益もある」と記事は指摘。2000年に新疆ウイグル

自治区で発生した蝗害では、浙江省のアヒル10万羽が「派兵」され、バッタを根絶した

実績もあると記事は伝えた。

アヒルでこう害を止めたという話は以前に聞いた事があります。

中国人は何でも食べると言いますが、このこう害のバッタは硬くて非常にまずい。

さすがに中国人も食べないそうです。そこでアヒルに食べさせたらよく食べ、

バッタ退治は大成功。バッタを食べたアヒルはとても味が良かったということでした。

 


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