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主夫の徒然なるままに

英語の参考書(3)

 英語で苦労している人が多いのか、英語で儲けようとしている人が多いのか、英語の参考書は、無限にあるのではないかと思うほど多い。やはり、英語ができる人になりたいけれども、英語ができない日本人が多いのが理由だろう。
 個人的に英語の参考書を紹介している。基本として、英語があまり得意でなかった人の英語参考書を紹介している。英語の得意な人の教える英語は、苦労している人には、ピンとこないことが多い。中学や高校の英語授業でやたらサラリと説明している英語の先生たちは、みな英語が得意なので、苦労している人の心が読めないのじゃないかと邪推する。
 今回、紹介するのは、「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」地方の女子大の先生による英語の参考書。面白い点(1)、まず、第1章で、英語は世界で最もやさしい言語なので世界中の人々が使っていると言い切る。2歳10か月の子供もひらがなよりアルファベットを先に覚えているのを見るとうなずける点も多い。旅行や日常生活程度であれば少しの努力で習得できる。日本語の読み書きでは、そうはいかない。
 第2に文法用語を使わないで英語の基本構造を解説している点が面白い。太った大きな猫のイラストを使うので、女子大生にはウケがいいのかもしれないが、英語の修飾の関係を、「化粧」「化粧文」と解説しているところが女子大生には非常にわかりやすい説明になっていると思う。実際、日本の学生に修飾の関係を説明するの難しく、中2ででてくる不定詞や中3の分詞などで英語嫌いになっていく生徒は多い。この説明で救われる生徒が多いのでは、と想像する。
 第3に、言語としての英語と日本語の構造の違いをしっかりとおさえて、説明している点が重要かつ面白い。実際、このあたりの説明が一番、眠たい解説となるのだが、なるべくfat cat や pieを使って女子大生に受けようとしている点がほほえましい。
 第4に、それでも英語が上達したいのなら「英語の本を読め」と強調する。高額な英会話教室に通う必要もなく、海外に留学する必要もない、まずは、数カ月、英語の本を読め、それも、楽しい本を読めと勧める。英語をちゃんと読めるようになること、英語を多くを読むことが英語上達の必修であることは、英語で苦労した人たちの共通認識である。推奨する本として、アマゾンなどで簡単に手に入る面白い英語の本をいくつか紹介してる。例えば、Encyclopedia Brown, Boy Detective などは、数百円で買える。挑戦すべし!

 中高生向きではない参考書だが、中高生に買ってあげたいのなら、まず、親が読んでみると面白いと思う。それから、中高生の親としての先生となって解説してあげると親子ともども幸せになれることを保証する。

( Leroy Brown, aka Encyclopedia Brown, is Idaville neighborhood’s ten-year-old star detective. With an uncanny knack for trivia, he solves mysteries for the neighborhood kids through his own detective agency. But his dad also happens to be the chief of the Idaville police department, and every night around the dinner table, Encyclopedia helps him solve his most baffling crimes. And with ten confounding mysteries in each book, not only does Encyclopedia have a chance to solve them, but the reader is given all the clues as well. Interactive and chock full of interesting bits of information—it’s classic Encyclopedia Brown! )




<主夫の作る夕食>
豚の生姜焼き かぼちゃの煮つけ かぼちゃは美味しくできるようになりました。




<想い出の一枚>
カノンロックエアーギター

 
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