夢在西安…? 大陸的☆☆生活

中国に留学してみました

秘密のコクミンshow天国…☆

2017年09月15日 | 西安留学生活
「テレビが面白くなくなった」とよく言わない?あれー。あたしもどこで聞いたかなあ?
面白くないって、そうかなあ。中国のテレビ番組しか見られなかった生活から抜け出して、日本のバラエティは涙が出るほど面白いと思ったんだけど。
「面白くない」と言う人たちは否定的な意見を言うのがかっこいいと思っているのだろうか?それとも本当に面白くなくて言わずにいられないのだろうか?

SNSの普及のせいか「承認欲求」という言葉をよく耳にするようになった。
これはなんだろう?つまり自分の魅力を認めて欲しいってことだろうか。
日本もそうだけど、中国のSNS「微信」のタイムラインは自撮り画像が非常に多い。特に女の子。あたしはそれが友達でもほんとに気持ち悪いと思った。

あたしにも少なからず承認欲求はある。自分には個性があると思うし、やっぱり「いいね」は欲しくなる。
個性を磨きたい反面、他人とズレてしまうのも怖い。

結構前に聞いた笑い話が、実に興味深かった。
ある船に、いろんな国籍の人たちが乗っていた。
その船が沈没しそうなので、船員は急いで客を海に飛び込ませなければならない。さて、どうやって彼らを説得するべきか。
アメリカ人には「飛び込めば、あなたは英雄だ」と言った。
ドイツ人には「規則なので飛び込んでください」と言った。
日本人には「みんな、飛び込みましたよ」と言った。

なるほど!おもしろい。
じゃあ中国人にはなんと言うべきなんだろう?「ここは珊瑚がよく獲れますよ」かな?
西安で授業を受けている時に、なんかの話題であたしは「日本人は多い方の意見に従う傾向がある」と言った。先生は黒板に「従衆主義」と書いた。ほう、なるほど。

「個性の主張」と「感覚のズレ」は紙一重だよね。でもズレるのは怖い。
ヤホーの記事なんか読んでいると、最後のコメント欄を見て、自分が感じたことと一般の人たちの意見をついつい比べて、安心を得ようとしてしまう。

最近は「ひよっこ」が面白くて、「ひよっこ」関係の記事を見つけると記事の内容よりコメント欄が気になる。見ていて幸せな気分になれるあのドラマを、みんなはどう見ているのか。
「ひよっこ」に関しては否定的な意見が全然見当たらない。それがまたうれしい。

だけど、ある時からなんか違和感を覚えた。
前作の「べっぴんさん」、確かに後半はイマイチで、批判的な意見ばかりだった。
この2作、善悪がはっきり分かれている。
例えば「ひよっこ」はリアルな農家をわかっていないと記事に書けば、コメント欄はいっせいにひよっこ擁護に入る。
気が付いたらコメント欄てみんな、善なら善、悪なら徹底的に悪で、これはまさに「従衆主義」なのでは?

コメント欄への書き込みは承認感情の表れかと思っていたけど、日本人の性、蓋を開けてみれば多数決。
(これはあくまであたし個人の意見なので、叩かないでください)

個性ってなんだろう。周りを気にせず自分を主張することかな。
あたしはこれから、聞かれてもいないのに「あれは面白くない」とか言わずに、そして好きな物は好きと言えるように(聞いたことあるフレーズだな)なりたいなあ。、

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