大島の空の下で

伊豆大島在住の中年のおっさんのブログです.日々の出来事を綴っていきます.一部は mixiとマルチポスティングしています.

2014.1.1三原山剣が峰からの日の出

2014-01-01 16:40:05 | Weblog
2014.1.1三原山


新年あけましておめでとうございます.
本年もよろしくお願いいたします.

昨年は10月16日に発生した台風26号による大島の土石流災害に際して多くの方からお見舞いを賜りました.
長らく音信の途絶えていた方からも何件も連絡を頂き,改めて災害の大きさと私自身や大島を気にかけて下さる方の多いことを実感しております.ありがとうございました.

今日は三原山に登ってきました.
あいにく水平線付近は雲がかかっていて海から昇る初日の出とはいきませんでしたが,雲間から昇るご来光を目にすることができました.

日の出の撮影後,山腹の無数のスパターを乗り越えながら白石山ふもと付近まで直接下山し中央火口丘(三原山)を時計回りにトレースして駐車場に戻りました.
山頂駐車場の登山口から見る三原山はつぶれたプリン形状で流れ出た1986溶岩はカラメルシロップにそっくりですが,他の方向から見るとまったく異なる顔をしています.


もう一人いました

2013-11-16 23:09:50 | Weblog
今回の災害でお亡くなりになったり行方不明の方々の中には親戚はおらず,知己は勤務先OB夫妻他2名のはずでした.死者35名・不明者4名にしては少ない方だったかもしれません.
ところが今朝の朝日新聞に載っていた行方不明者の顔写真を見いてて.そのお一人 I さんが外輪山山頂のジオパーク展前のお土産屋さんであることに気がつきました.
彼女のお名前は存じなかったけれど山頂に行くたびにお天気やお客さんの入り具合などをあいさつ代わりに会話していた方です.今回の犠牲者39名中,会話したことのある方は7名,そのうち今年言葉を交わした方は彼女だけでした.




少しずつ,少しずつ日常に…

2013-11-06 21:03:36 | Weblog

http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=729d30026bd62cd20c3f3e071be101b3#

現在も多くの部隊が救援活動をされていますが,
今朝は第6師団 福島44普通科連隊(未確認)の方たちが撤収されたようです.
長い間ありがとう.お疲れさまでした.

2013.11.02 御岳山-日の出山トレッキング

2013-11-05 07:54:23 | Weblog


前日の11月1日に都内の病院である検査を受けました.上京に際して検査結果 OK/NG に応じて翌日の行動を2パタン用意していたのですが,幸い異常なしとのことでしたので以前友人から推薦された 御岳山-日の出山-つるつる温泉 コースをトレースしてきました.
当日は三連休のスタートに当たるため混雑を避けるた0600時に都内のホテルを出発し0830時には御岳山ケーブルカーのふもと駅に到着しました.終点のつるつる温泉には1230時に到着し昼食と温泉をゆったり楽しんだ後,帰途に着くことができました.温泉を出る1400時頃には登山スタイルの入湯客が続々と到着していました.
11月に入ったものの紅葉は予想ほど進んでおらず写真に撮るほどの木は多くはありませんでした.それでも大島では見ることの難しい鮮やかな葉色をみると今回の災害もしばし忘れる思いがしました.
総行程は3時間ほどで高尾山と同程度のコースですが日の出山の眺望や,終点のつるつる温泉の予想を超える居心地の良さなどを考えると,こちらのコースの方がモアベターと思われました.

↓当日のフェイスブックアルバムにリンクします.
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.535596869862432.1073741853.100002363704378&type=1&l=e9a06cfd70>

2013.11.04 泥出しプチボラ

2013-11-05 07:10:50 | Weblog
あるお宅があの台風の日以来手つかずと聞き,雨の止んだ午後,手伝いに行ってきました.作業はご家族や正規ボランティアの方たちと行いました.わたしはもっぱら泥出し担当です.壁に残る浸水痕はゆうに1メートルを超え,屋内に堆積している土砂は床上でも膝上まであります.たたきに堆積している土砂から手を着けました.表面には泥や木端・木根ですが掘り進んでいくと下層からは細かな砂利が出てきました.浸水は最初に細かな砂利(スコリア)が水に運ばれてきて後に大量の火山灰土が泥水の形で屋内に入りこんできたようです.入り込んだ泥水は屋内をまんべんなく暴れまわりすべての部屋が同じ高さの泥で覆われています.また掘り出した鏡台の小さな引き出しの中も泥で完全に埋まっていたことから土砂の細かさが想像されました.
住人は明るい性格の方で,泥水に流されそうになり柱に必死でつかまりながらら屋外に見えるPCの赤色灯に向かって懐中電灯を振り回して救助を求めた様子を笑いながら話してくれました.お嬢さんにねぎらいを言われましたが「Y子のパンツを探そうと思って掘っている」と答えたら「お母さんのしか出てこないよww」と返されました.親子とも明るい性格なことが救いです.
家財は水に浸からなかったわずかなものを除きほぼ再利用不能です.タンスの中の衣類も下部がすべて泥染みで使えません.建物は片付けが終わったら解体しかしかなさそうに思われます.生活の再建は大変なことと想像されますが,すでに独立している子どもたちと力を合わせて持ち前の陽気さではやく平穏な日常を取り戻してほしいものです.

フェイスブックのアルバムにリンクします
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.535615966527189.1073741854.100002363704378&type=1&l=f7f97da20a>

2013.10.27 やっと現場に入りました

2013-10-27 22:47:53 | Weblog
  


現場での被災者捜索は,はたして若い一般消防団員の足手まといにならないか心配だったのでその旨分団本部長に事前に申し出ました.ロジステックス部分をやってもらえれば助かるので参加OKとのことでした.ただ今日の現場ではそのような役務は特になく実際は多分にモタモタしながらみんなと一緒片付け作業に従事しました.

以下のURLで現場の写真にリンクします.

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.531681903587262.1073741852.100002363704378&type=1&l=621b974f59

一週間経過 メガクルーザーがたくさん

2013-10-23 20:47:34 | Weblog


元町の沖には連日おおすみ型LSTがどっしりと腰を据えています.

昨日まで随伴するように海保のヘリ搭載型の大型巡視船(PLH)が特救隊を擁して漂泊していましたが今日は見えませんでした.

島内はカーキ色のメガクルーザー(自衛隊では高機と呼ぶらしい)数十台をはじめ多くの特殊車両が走行していて非日常感がとても強いです.

被災直後,職場は現状把握で精いっぱいだったのですが復旧活動が進むにつれて安定した連絡手段の需要が増えてきたため,週明け頃から急にあわただしくなってきました.今日で三日続けての残業です.

日中に入った開発総合センタの大会議室はいつもは200名ほど収容できる講演会等のための施設ですが,現在は自衛隊のオペレーションセンターになっています.

迷彩服にヘルメットのままの隊員 60-70人が会議用テーブルにノートPCを広げ,壁には組織図・インフラ拠点図・地図等が多数掲示され運び込まれたプロジェクタには大きな島の地図が投影されていました.会話をした担当者は,姿はものものしいけれど話してみると優秀な通信エンジニアでした.

退勤時,前方を今日の救出活動を終え宿舎に向かう高機5台のコンボイが走行していました.
幌の窓からは疲れきった様子の若い隊員の顔が見えています.

「お疲れ様」 「ありがとう」 心の中で呼びかけました.

意外なのはどの高機も思いの他の安全運転(40km/h)で後ろに着いてしまうとちょっと焦るくらいなこと.

社用車(軽)で走行していた日中には,なんと前方を走行していた高機が路肩に寄って道をあけてくれました.

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もう少し若ければ,休日だけでもチェーンソー持参で現場に入りたいところですが,たぶん邪魔になるだけだろうなぁ.

今回はインフラ復旧にプライオリティを置かせてもらったので消防団の捜索活動にも参加できていない.

とりあえず日々やらなければならないことをこなしていくだけ.



2013.10.16伊豆大島台風26号被災者情報

2013-10-18 20:03:11 | Weblog
2013.10.16伊豆大島台風26号被災者情報 #photoch

http://blog.goo.ne.jp/photo/270390/pn/0d6a34c612cdfc0ee16b4797ae688c26?fm=tw>

10月18日 12時現在町役場に掲示されている情報です.

2013.10.16 伊豆大島元町地区の現状

2013-10-16 23:25:15 | Weblog
たくさんの方からお見舞いのメールやメッセージをいただきありがとうございました.

現在のところ亡くなった方17名,安否不明43名との報道があります.人口8000人ほどの島としては大変多くの犠牲者が出ている模様です.私自身は家屋を含めてさしたる問題なく過ごしています.被災現場はマスコミに頻繁に報じられているように元町地区の3丁目・神達地区ですが写真にある通り三原山山腹の西南面に大きな地滑りが生じています.
ここを通っていた登山道路(御神火スカイライン)はほぼ崩壊しているように見えます.
まだ一日目で被害の全貌が不明ですが,今日現場を歩いた記録をアップします.

http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#

http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#

http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#



他の写真はフェイスブックのアルバムにリンクします

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.525529877535798.1073741851.100002363704378&type=1&l=b62017e815

野歩きの記録 2013年秋

2013-09-23 12:50:08 | Weblog
野歩きの記録 2013年秋

このところ地元三原山を中心に頻繁に野歩きをしています.

もともとアウトドアは嫌いではなく,高校生の時には三原山の人の立ち入らないカルデラ内に2泊のソロキャンプをしたこともあります.

以前から漠然と「ヒマになったら山歩きに行こう」と思っていたのですが,病を得たり,同級生に故障者続発の情報に接して,ニワカに歩行が困難な状態に陥るのは縁遠い出来事ではないことに気づきました.

ワタシ,メインと言える趣味は電気工作でそのためのパーツのストックで自室は身動きの取れないほどなのですが,極端なハナシこちらは足腰立たなくなってからでも楽しむことができます.
(実のところ電子工作には清明な視力と繊細な指の動きが必要です)

そういった訳で昨年から急に外出の機会が増えています.
フェースブック(FB)に登録してからはそのつど写真をFBのアルバムに貼り付けていたのですが,それらの写真は一般のブログにもリンク可能な事が判明しました.

そこでいったん記録を整理公開してみようと思います.
なお,OWCは「大島ウォーキング クラブ」,ジオ研は「伊豆大島ジオパーク研究会」の略称です.

下線のある表題をクリックすると写真アルバムにアクセスできます.


2013.9.22  OWC三原山 温泉ホテル~ススキ原ウォーク

2013.9.7 あわや遭難!?  達磨山・金冠山トレッキング

2013.9.7 戸田(へだ)漁港

2013.8.21 箱根 畑宿~小涌谷駅トレック

2013.7.24 三原山お鉢巡り

2013.7.6  鎌倉天園ハイキングコース

2013.7.2 気仙沼 津波被害跡

2013.6.8 ジオ研企画 海岸遊歩道トレース

2013.5.26 鎧端(よろいばた)樹海トレース

2013.5.20 奥多摩むかし道ウォーク

2013.5.10 玉川上水ウォーク

2013.4.29 LBⅡ先端他

2013.4.13 桜かぶ祭り

2013.3.23 伊豆大島ウルトラランニング&鎧端樹海

23013.3.17 OWC:岡田~湯場 旧道散策

2013.2.13 大島:岡田~泉津 旧道

2013.2.17 OWC:波浮周辺

2013.1.26 大島のジオスポット:筆島&シクボ

2013-01-19 泉津伊東無周回コース

2013.1.13 大島の史跡:カアと波治加麻神社(ハジカマ神社)

2012.10.8 海岸遊歩道 笠松~行者浜

2012.9.9 ゴジラのいる山へ  ( ジオ研 フィールドワーク)

2012.9.2 愛宕山・三峰登山

2012.6.30 三原山(大島)の東部山ろくにあるススキの丘からテキサスロードに至るトレック

2012.5.20 OWC:裏三原山ウォーク

2012.4.30 穴口(海のふるさと村付近)の柱状節理とフノウの滝旧滝つぼ付近探索

2012.4.7 桜株祭り・伊豆大島AMCお花見

2011.5.4 フノウの滝水源探訪


以上