今日は利島に来ています.
が、まだこちらのネタ拾いは済んでいないので、先週上京していた折のおはなしを...
11月22日渋谷のライブハウス CHELSEA HOTELに行きました.
○○歳過ぎのおッさんが何のために・・・なんて疑問はお持ちにならないように. 目的は当然ロックに浸るためです. <(`^´)>
お目当てのバンドは午後7時半すぎが出番なので駅から出て先に食事をします.
早くに入場して他のバンドを聞くという選択肢もありますが、この年になるとベースの振動で紙コップがテーブルから落ちるほどの大音量に身を浸すのは10曲くらいが限度です.1ユニット5~6曲の演奏なので2組聞けばおなかいっぱいというところなのです.
ハチ公口からの人の流れはどうヒイキ目に見ても新宿アルタ前の3倍はあります.いつだったか乗降客数の一番多い駅は 新宿という記述を読んだような気がするのですが・・・(不確か)
CHELSEA HOTELは東急ハンズ横のハーレーショップ地下にあるハウスです.昨年初めて行った折は店名からホテルと思い込み、あやうく存在しないホテルを求めて渋谷をさまようところでした.駅についてからいくら渋谷でもハードなライブをホテルでやるわけがないと気づきました.
ロック主体のライブハウスと言えば立てノリを思い浮かべる方も多いと思います.
(ライブハウスは原則立見なので椅子はほとんどありません)
ところが最近のハウスでは、ほとんどの聴衆が腕組み仁王立ち状態で曲を聴きます.
笑わすのが商売でありながら客が通ばかりで誰一人クスリとも笑わないという伝説の
寄席 「池袋演芸場」 もかくやという雰囲気です.
重めのロックですから前述のとおりの大音量でエモーショナルな曲が流れます.ところがそれによって動かされる感情を押さえつけるかのごとくジッとたたずんで聞くのが今流の参加のしかたのようです.よく見るとつま先でステップを踏んでいる子もいますがワタシのように肩を揺らしながら足を動かしたり手拍子のノリは極少数派です.
面白いと感じたのは関西から来たバンドの演奏を聴いたときです.とにかくよく動く.東京勢も動きますがこちらは音楽による情動で体が自然に動くというカンジ.関西組は視覚効果を計算しメンバーがシンクロした動作をします.'60~'70の黒人グループやシャネルズのロック版という感じです.
これはCDではわからない部分です.
曲の完成度を重点的に追求するストイックな関東系バンドと視覚効果を加えてステージを盛り上げようとする関西勢に古典落語の東京と、シンクロした動きで見せる なにわ漫才のアナロジーを感じた夜でした.